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「ベンコラ」「ダッツン」「ドグミッション」! 今や世界遺産レベルの「旧車用語」8選

投稿日:

TEXT: 永田恵一  PHOTO: Auto Messe Web編集部

【ベンコラ】ベンガラではなく?

 シフトはフロアではなくステアリングコラムにおき、シートは横につながったベンチシートとすることで前席3人掛けとしたコラムシフト+ベンチシート仕様を略した言い方。中央席のシートベルトが2点式だと衝突時の安全性が大きな問題だが、人が多く乗れる点や独特の雰囲気を持つことは魅力だった。またコラムシフトはATなら問題ないが、MTだとシフトパターンなど慣れるまで運転するのが難しいものでもあった。

【レストア】どこまでの「修理」を指す?

 エンジンなどの機関部分を新品同様にすべく大がかりな整備を行うオーバーホールに対し、レストアはボディのサビを落とす、高品質な全塗装を行うなど内外装をピカピカにするイメージだ。

【ドグミッション】犬……ですか?

 とくに気を使わずシフト操作ができるようほとんどのMT車には回転を合せるシンクロ(同調機構)が組み込まれているが、旧車の中にはオートバイのようにシンクロのないドグミッション(ドグはドッグ=犬が噛みつくように歯車がかみ合うことに由来)となっているクルマもある。一般的に不便なドグミッションだが、マニアには強度の強さや「回転が合えばクラッチを使わなくてもギアがカンカンと入り気持ちいい」といった捨てがたい魅力もあり、レーシングカーのMTには現在もドグミッションが多い。

 

【ダブルクラッチ】MTですら希少なのに

 シンクロがそもそも弱い、長年の使用でシンクロが劣化したMT車でシンクロを保護するために使うテクニック。具体的にはシフトアップ時はクラッチを切って一度ニュートラルでクラッチをつないでからクラッチを切ってシフトアップ、シフトダウン時はクラッチを切って一度ニュートラルでクラッチをつなぎ、クラッチのつながったニュートラルで回転を合わせるためのブリッピングを行いシフトダウンするという、文字では非常に分かりにくいものだ。面倒ではあるが、うまく決まるとギヤが何の抵抗もなくスムースに入り、じつに気持ちいい。

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