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「車高短イタ車」で娘の送迎も! 「カスタム」にハマって四半世紀! おしどり夫婦の「日常」と「改造」

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TEXT: Auto Messe Web編集部 松本奈巳  PHOTO: 小林 健/af imp.編集部

ただ「装着する」ではなく個性を作り出す

 ふたりの乗るクルマはただ単に「売っているパーツを装着している」だけではない。

 例えば、現在も麻美さんが乗っているグランデプントは、VWシロッコ用のエアロを改造して装着している。しかもフロントはショップに依頼したものの、サイドとリヤについては、茂樹さんが自ら手を施したもの。パテを使い、磨き、手作りで手に入れた勝利だったのだ。ちなみにグランデプントは輸入車のドレスアップベースとしてはマイナーな存在でパーツも少ない。車高が思ったより落ちきらないとわかれば、オーバーフェンダーを純正より少し下に装着することで低く見せる工夫を施している。

個性的なDIYエアロをまとうフィアット・グランデプント

 現在もこのクルマで麻美さんは娘さんたちの習い事の送り迎えをし、出勤にも使っているそう。

単身赴任してもエアロ製作は継続中!

 茂樹さんのほうはと言えば、昨年9月に以前から欲しかったアウディA4を入手した。

「トゥーランは約9年乗ったので、そろそろと思っていたのです。前からこの型が欲しくて、ついに条件にあったものを見つけました。オプションのバーチャルコクピットが欲しかったんです」

アウディA4のフロントスタイル

 さて、ここからA4にも手を入れ始めるか、ということになった途端、なんと地方への異動が決定。

「購入して3カ月。2021年1月から単身赴任です。クルマは家に置いてあるので、1カ月に1度くらい帰って来ては、A4用のエアロを製作しているところです」と語る茂樹さん。

エアロのDIYを手掛ける

 まずはサイドとフロントリップ。セルシオ用のサイドステップを手に入れ、反りを修正しながら真ん中で切ってサイズ合わせ。車両への取り付け位置も作った。フロントリップはゼロからの造型。ホームセンターで「スタイルホーム」を買ってきて型取りし、ファイバーを貼って製作した。パテを盛って研いでは盛るの繰り返し。完成度を高めたところで、ショップに塗装を依頼する予定とのことだ。

「なかなか作業できないけれど、夏頃までにサイドとフロントが完成すればいいですね。その後リヤのエアロについても考えています」

夫婦でクルマを楽しむ人生はこれからも続く

 グランデプントは年間王者になってやりきった。だから次はアウディA4。常にどちらかのクルマが進化を続けている。夫婦にとってはドレスアップすることが日常。自分たちの手で仕上がって行く、進化していくことが楽しい。

 今年の茂樹さんの誕生日プレゼントは「エアコンプレッサー」だったそうだ。

エアコンプレッサー

「長くやっているから電動工具が揃ってきました。わたしがDIYでエアロなどを作っていると知っている人からは、簡単に自分のも作って、とか、安くできるでしょう、とか言われるのですが、作ったほうが高くなるんです。それでも他に何をやるわけでもないですし、クルマいじりは止められません」

 内装のちょっとした塗り分けなど、今でも少しずつ進化を遂げているA4。完成までは一切コンテストに出さないというのも昔ながらの流儀だ。

ドア内張りをDIYで張り替えた比較写真

 茂樹さんと同様、麻美さんもクルマへの熱は一過性のものではない。

「グランデプントの次は何にするか考え始めているのですが、最優先したいのがMTであること。クルマ選びの第一は走って楽しいということ。そうなると選択肢が凄く狭くなってしまって……」

ドレスアップしたフィアット・グランデプント

 恐らく2022年はアウディA4が輸入車ドレスアップ界を盛り上げてくれるだろう。そしてその後は!? これからも野々瀬夫妻の楽しみが続くのは間違いない。

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