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「低燃費」かつ「安全」で「安心」! 予算200万円で高齢の親に勧めたいクルマ5選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 本田技研工業、日産、トヨタ、Auto Messe Web編集部

【ホンダ・フィット】見晴らしの良い視界と安全機能が充実

 クロスオーバーSUVは高めの視界によって見晴らしのよさが安全につながるのも魅力のひとつ。ただ、足腰の状態によってはシート位置が高めで乗り降りがやっかい……(上記の2台はそんなことはありませんが)というのなら、ホンダ・フィットである。4代目のホンダ・フィット コンパクトカーらしいシート位置は低めで乗り降りしやすく、何とe:HEVと呼ばれるハイブリッドモデルでも200万円前後という価格設定なのである。燃費性能もWLTCモードで29.4km/L~と文句なしの低燃費。200万円前後だが燃費は29.4km/lと高燃費だ しかも運転席からの、視界水平基調のインパネと極細Aピラーによる、ロマンスカーの最前列席のような圧巻の広く明るい視界が大きな魅力。運転のしやすさは世界のコンパクトカーNO.1ではないだろうか。全グレード標準の先進運転支援機能=ホンダセンシングも充実している。視界良好のホンダ・フィットのインパネ さらにコネクテッド機能にも抜かりなし。新時代のコンパクトカー、ファミリーカーとして、専用車載通信モジュールによる「ホンダコネクト」を搭載。コネクテッドサービス「ホンダトータルケアプレミアム」も開始していて、セキュリティアラームの作動時には、ALSOKのガードマンを現場に急行させるサービスも用意しているから心強い。「ホンダコネクト」のコネクテッドサービス「ホンダトータルケアプレミアム」 ホンダコネクトは専用車載通信モジュールに加え、ホンダの純正アクセサリー企画・開発部門のホンダアクセスが用意する9インチナビゲーションを装備することで、前席頭上にエアバッグ展開時には自動通報、任意でもあおり運転被害時などに通報できる赤いSOSボタンと青いトラブルサポートボタンを用意。ホンダのSOSコール 前席頭上にそのようにふたつの”安心ボタン”を備えているクルマなどほぼないに等しく、絶大なる安心感とともにドライブを楽しむことができるというわけだ。これなら高齢者の親がロングドライブに出かけても家族は安心ではないだろうか。

【日産ノートe:POWER】先進的な運転支援機能がたっぷり

 高齢とはいえ、電動車やクルマの未来に興味を持っている親には日産ノートe:POWERという選択肢もありだ。e:POWERとはモーターとガソリンエンジンを融合させた新しい電動パワートレイン。駆動は日産リーフにも搭載している大出力モーターで行い、エンジンはその発電に使われるシステムだ。フルモデルチェンジを行った日産ノートe-POWER 燃費性能に優れるのは当然として、ドライブモードによってはワンペダルの走行も可能で、ブレーキペダルを頻繁に踏まずに済む点も足腰へのやさしさになる。

 さらに、プロパイロット、SOSコール、オペレーターサービスなど、先進的な運転支援機能、つながる安心も用意。高齢者の親がノートを選ぶのであれば、ぜひ日産コネクトナビを装備し、走行中にスポット紹介、目的地設定の遠隔操作まで行ってくれるオペレーターサービスを利用できるようにアドバイスしてあげてほしい。その安心感は高齢者でなくても絶大なのである。日産ノートe-POWERのステアリングスイッチ

【マツダ2】ライバルにない超オシャレなインテリア

 今でもオシャレさんという高齢の親にぴったりなのがマツダ2(以前のデミオ)ではないだろうか。デミオからネーム変更をしたマツダ2 コンパクトカーならではの経済性、ヘッドアップディスプレー的なアクティブ・ドライビング・ディスプレイ(カラー)による運転のしやすさ、ナビ案内の分かりやすさ、駐車のしやすさなどに加え、ライバルにない超オシャレなインテリアが最大の魅力となる1台。シンプルなデザインが魅力的なマツダ2のインパネ しかもリヤクロストラフィックアラート付きのブラインドスポットモニターをこのクラスで標準装備するなど、先進運転支援機能の充実ぶりはもうばっちり。コネクテッド機能には対応していないものの、200万円前後でより経済性に優れ、力強い走りが楽しめるクリーンディーゼルが選べる点もお薦めポイントとなる。マツダ2は走りもスマートだ

 こうしたクルマたちなら、年金生活となった両親の懐にやさしい晩年のカーライフを安全・安心・快適かつリーズナブルに楽しめると思う。いずれせよ、低予算であっても事故を未然に防いでくれる先進運転支援機能にはケチらないことがポイントである。

 そしておせっかいな話だが、家で待つ身としてはクルマのコネクテッド機能、SOSコール、あるいはスマホの現在地の共有(グーグルマップで可能)による高齢の親の位置確認はぜひとも導入していただきたい。そうした「安心」は、クルマを運転する高齢の親本人だけでなく、親を送り出すこちらにも必要だからである。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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