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もはやニッポンの国宝レベル? 独断と偏見で選ぶ「マツダロータリー」7傑

投稿日:

TEXT: 大内明彦  PHOTO: マツダ

第4位 初代RX-7

 排出ガス対策時代、ロータリーエンジンも他エンジンと同様、規制値をクリアするため腐心を重ねていたが、マツダ独自のサーマルリアタクー方式によって達成。排出ガス規制に企業力を傾注しなければならなかった状況から解放された。その後ロータリーエンジンが持つ本来の高性能、スポーツ性を復活する目的で登場したのが初代RX-7だった。初代RX-7 本来は2シーター仕様として設計され(日本仕様は4シーター設定)、これに130psの12A型ロータリーを組み合わせてスタイリングもスポーツカー然たるものだった。車重は約1tと重くなったが、現在のレベルから見れば十分に軽量なモデル。初代RX-7 シリーズ末期にはターボを組み合わせたRX-7ターボも登場。こちらは165psと国内トップレベルの動力性能を発揮した。軽量コンパクト、高出力なロータリーエンジンの特徴を具現化したモデルとして、そのキビキビとした動きとともに4位にランクした。初代RX-7

第3位 ユーノスコスモ

 1990年、コスモとして4代目となるJCESE型は、ロータリーエンジンの可能性を求める車両として、市販ロータリーとしては究極のメカニズムを与えられていた。ユーノスコスモ 搭載する20B型エンジンは3ローター構成。2ローターの13B型に、さらに1ローターを追加した形で排気量は653cc×3の1959cc。これにシーケンシャル方式のツインターボを装着。カタログ値は280psだったが、メカニズムから考えても400psは軽く発生できる構成だった。ユーノスコスモ マルチロータリーは、グループCレースカー757の時代に3ローター13G型、767になって4ローター13J型に発展。ロータリーエンジンを使う最終型となる787Bの時代にマツダ念願、日本車初のル・マン制覇を成し遂げた。コスモの20B型はマツダがレーシングカーとして本格的な戦闘力を求め始めた第1歩となる13G型を基本とするエンジンで、量産車としての回転の上質感、パワー感はマツダエンジニアが目指す究極のものだったとも言えるエンジンだった。車両の上質感ももちろんだが、最初で最後の3ローターエンジン搭載車、しかもターボ装着車まで用意した点を高く評価。ロータリー乗りとしては手元に置いておきたい1台だ。ユーノスコスモ

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