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走っていなくてもクルマは痛む!「人気平成名車」の低走行車に潜む「意外な罠」4つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web

3)サスペンションなど足まわりへの負荷

 タイヤの位置がずっと同じだと接地面だけが凹む、フラットスポットができるのが問題だ。タイヤは交換すればいいが、サスペンションは動かないとアブソーバーの中で固着やシールの劣化による抜けが発生。また、各部のブッシュはゴムだけに時間とともに劣化する。

サスペンション

4)じつは劣化している可能性が高い内装

 住んでいない家は劣化が早いというのと同じで、車内は湿気や空気がこもるので劣化は進む。紫外線にも当たらず、シャッター付きの車庫にずっと止めてあったクルマの車内は一見すると、シートに汚れもヨレもなく、新車みたいに見えることはある。ただ、ドアを開けるとなんともいえないすえた臭いが漂ってきて、思わず顔を背けるほどで、やはり原因は湿気のせい。

シート

 関係者の意見なども総合すると、シート地やカーペット、内張りから出ていることもあるが、シート内部のスポンジが湿気でやられるとイヤなニオイが出やすいという。旧車はすき間だらけだけに湿気は入り込みやすいが、走行できれば換気されやすいものでもある。

まとめ:過走行でもメンテをしっかりした個体の方が調子がいい?

 以上、4つの視点から考えてみたが、長期間乗らないでタイムスリップさせたいなら、油脂類は全部抜いて、タイヤは外してボディをウマで固定。さらに完全空調のガレージで保管といった感じにしないと、トラブルは防げないだろう。ただ保管してあって乗っていない低走行車よりも、走行距離がかさんでいてもメンテをしっかりしているクルマのほうが調子がいいし、おすすめというプロが多いのも真実である。

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