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某キャラが車中を「Bダッシュ」!? 有名TVゲームを取り入れた自由過ぎる「ポンコツ風」ミラジーノ

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: 高原義卓

目立つカスタマイズカーに仕上げる手法はお金をかけるだけではない!

 ボディはホームセンターで購入した水性塗料をローラーを使ってマッドブラックのヤレた感じに塗装し、メッキ部分はエイジングで錆で朽ち果てた感を再現。運転席のフェンダーのチャックペイントやヘッドライトのまつげを斜めに装着しているのもセンスを感じる。

 さらに、リベットやパッチ、銃弾痕などを加え、ルーフラックを装着し、スーツケースを頑丈なチェーンで縛るなど、まるで冒険映画の1シーンから飛び出したような雰囲気を醸し出している。

 その他、バンパー左右に緩く鉄筋を追加してバンパーガード風に見せたり、純正のリアコンビランプをブラックアウトして残したまま、2代目ミニをモチーフにした小型テールをその上にONするなどかなり手数は多いのだが、ほとんどの材料をホームセンターで調達。今回のイベント会場に並ぶカスタムカーの中でもお金はかかっていないほうだ。それでいて来場者から注目を集めていたのだから、人より抜きんでたマシンに仕上げるのは決してお金だけではない。

ボディのパッチは鉄板の溶接でなく、縞板風のマグネットシート+画鋲で演出

「ボディのパッチは鉄板による溶接ではなく、縞板風のマグネットシートをカットし、四隅に画鋲を取りつけて表現しました。鉄チンホイールに『ナットはBBSなんだけれど、ホイールはBBSが買えなかった』的なパロディロゴをペイントしたり、お金をかけずにカスタムを楽しんでいます。ただ、こだわっているのはストーリー性を持たせたカスタムを施すことでしょうか。クルマを見る人がその先を想像してもらえる作り込みを心掛けています。例をあげるなら、バンパーに取りつけた手錠やラックにいる親ねずみを助けに行く子ネズミなどがそうですね」

 ラットスタイルを始めたのも、「洗車が嫌いで洗わないでもそれなりに見えるから」というTさん。クルマのカスタムは楽しいものであるし、楽しむもの。無理せずに創意工夫でマシンメイクを満喫しているその姿を見てあらためてそう思った。次の作品が楽しみだ!

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