軍資金が潤沢にあるなら「現行車ワンメイクレース」がオススメ
予算が潤沢にあって本格的なレースを希望するなら、86/BRZやヤリスなどの現行車ワンメイク一択だろう。レース車両はヤリスで217万1100円(6速MT)とそれなりの金額で、初めてのレースに選ぶのはかなりの予算と覚悟がいる。しかしスーパーGTのようなビッグレースと併催されることが多かったり、ホスピタリティの充実といったメリットも見逃せない。
それらのなかで注目したいのは「N-ONEオーナーズカップ」だ。何が面白いかというとトランスミッションがCVTなので、AT限定の運転免許しか持っていなくても参加できること。MTが当たり前の世代からは「ATで走って楽しいの?」なんて声もあったが、毎回50台ほどのエントリーが集まるのが何よりの証拠というしかない。
おまけにナンバー付きで街乗りも快適にこなせるうえ、軽自動車なので維持費はリーズナブルだし、ロールケージを装着した後も定員は4名のまま。北海道から九州までのサーキットで開催されるレースなので、フル参戦は予算的にも日程的にも難しいかもしれない。しかし、まずは地元や近隣のコースに絞ってエントリーするだけでも十分だ。今やAT限定の免許を取得する人は7割に迫るといわれており、そこも含め初心者のデビューにピッタリなレースのひとつかもしれない。