「FFミッドシップ」ってどういう意味? ホンダのハイソカー「インスパイア」は超絶かっこいいセダンだった (2/2ページ)

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 ホンダらしい上質な室内空間だった

 インテリアもこのキャラクターにあうように洗練されていて、北米ではアキュラブランドで扱われることもあってかソフトパッドや本木目、本革、エクセーヌが多用された。その空間は、ステッチも印象的で触感や質感に優れており、ホンダらしい上級さを追求。

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ホンダ初代インスパイアのインパネ画像はこちら オートエアコンの操作パネルはオートゆえの操作面積を減らして運転席側に配置、すっきりとしてわかりやすい操作系に仕上げ、センターコンソールもデザインされたと感じる、随所にホンダらしさを見せた。よく80年代のセダンは、スナックのような内装と表現されるが、少なくともインスパイアには当てはまらない。ホンダ初代インスパイアのフロントシート画像はこちら 日本初のエアバッグ搭載車であるレジェンドから進化したステアリングは、エアバッグなど重量物を搭載するとハンドリングが劣化するという声を払拭する仕立て。スポーティではないものの、握りの良さは車格にあったものだった。ホーンボタンがステアリング中央ではなくてスポーク部分にあったために、いざ使う時にとっさに反応できないということもあったが、これはご愛敬か。

 4速ATシフトレバーは、ガングリップタイプという左手が左側から握ると扱いやすい、長い形状。当時のホンダのお馴染みのもので、7ポジというP-R-N-D-2-1からなるストレート仕様だ。当然パドルシフトがない時代だが、ATを積極的に操作してもらうという機能面で思想が表れていた。じつは5速MT車も設定されていたのだが、こちらは希少車に違いない。

3ナンバーボディが1992年に登場

 そして1992に年になると、インスパイアとビガーは3ナンバーボディが追加される。5ナンバー仕様は従来同様のアコード・インスパイア、3ナンバー仕様はインスパイアが正式名称となって独立。ビガーは3ナンバー仕様もビガーを名乗る。ホンダ初代インスパイアの外観画像はこちら この3ナンバー仕様の特徴は、5ナンバー仕様の端正なスタイリングはそのままに当時熱い視線を集めたワイドなボディを実現したことで、全長4830×全幅1775×全高1375㎜、ホイールベースは変わらず2805mmながら、スタイリッシュであった。ホンダ初代インスパイアの外観画像はこちら エンジンは同じく直5の2.5L SOHCだが、プレミアムガソリン仕様となって190ps/6500rpm、24.2kg-m/3800rpmと出力をアップ。この2.5LはAT専用モデルで、5ナンバーのアコード・インスパイアもATのみとなったが、ビガーの5ナンバーにのみ5速MTが残された。ホンダ初代インスパイアのインパネ画像はこちら 個人的な感覚だが、この3ナンバー仕様が追加されるとそれまで街で見かける比率がインスパイア9:1ビガーという印象が、7:3ぐらいまで変化したこと。5ナンバー登場時「おちょぼグリル」などと評されたビガーだが、ワイド化で魅力が上がったのだろう。インスパイアもビガーも、現在見ても「端正」というのがしっくりくる。5ナンバー仕様も3ナンバー仕様もどちらも素敵なデザインだと思う。ホンダ初代ビガーの外観画像はこちら

 こうしてホンダらしさ満載のインスパイア&ビガーは、1995年に2代目と切り替わる。ビガーはこの3代目で終了となり、後継モデルはセイバーを名乗る。

■ホンダ・インスパイア 25EXCLUSIVE

全長×全幅×全高=4830×1775×1375mm

ホイールベース=2805mm

トレッド 前/後=1520mm/1510mm

車両重量 1440kg

乗車定員 5名

最小回転半径 5.5m

室内寸法 長×幅×高=1890×1385×1050mm

エンジン G25A型 SOHC直列5気筒20バルブ

総排気量 2451cc

最高出力 190ps/6500rpm

最大トルク 24.2㎏-m/3800rpm

タイヤサイズ 前/後 205/60R15(前後とも)

ブレーキ 前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク

サスペンション 前/後 ダブルウィッシュボーン式 (前後とも)

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