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意外と荷物が入らない? 見た目とは裏腹の「ラゲッジが狭かった」国産SUV4選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 日産/ホンダ/三菱/スズキ/Auto Messe Web

三菱4代目パジェロ(ショート)

 今では惜しまれつつ消滅した三菱パジェロ。

 イメージとしては大きく立派なボディサイズを持ち、ラゲッジルームも広々……という感じだが(合っている)、じつはロングボディに対するショートボディの車種もあった。例えば2006年デビューの4代目でも、ショートボディのラゲッジルームの奥行きは470mmでしかなかったのである(ロングは980mm)。 現在の5ナンバーサイズのコンパクトトールワゴンのスズキ・ソリオでも、奥行きが550~715mm(後席スライド位置による)もあることからすれば、470mmはアウトドアなどの荷物の積載という意味では厳しかったと言わざるを得ない。もっとも、ふたり乗りと割り切って、後席部分にまで荷物を積めば、解決する話なのだが……。

ホンダ2代目クロスロード

 ところで、ホンダ・クロスロードというクルマを覚えているだろうか。ここでは2代目の純ホンダ製のクロスロードについてなのだが、2代目ストリームをベースに開発された、2006年当時のCR-Vが上級移行したため、2007年に補充されたホンダのコンパクトクロスオーバーモデルであった。ホンダ2代目クロスロードの外観

 全長4285×全幅1755×全高1670mmのボディに、3列7人乗りのシートレイアウトを詰め込んだのはいいものの、3列シート使用時のラゲッジスペースの奥行きはあってないような、目が点になる115mm。3列目席を格納すれば895mmまで拡大するとはいえ、当時、3列目を使った状態でバックドアを開けた際、その狭さにびっくりした覚えがある。ホンダ2代目クロスロードのラゲッジ

 115mmの奥行きはもしかすると世界最小ではないだろうか(ラゲッジスペースがないに等しいホンダS660だって奥行きは170mmあった)。軽自動車だって後席スライド位置後端で300mm前後はあるのに、である。

 とはいえ、今買える新車では、荷物の積載に困り果てるようなクルマは、ごく一部の(というか特殊な)軽自動車を除いてあり得ないから、安心していただきたい。まぁ、その分、クルマがどんどん肥大しているとも言えるんですけどね。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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