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名車揃いの「いすゞ」!「ピアッツァ」「ジェミニ」「117クーペ」が今なお人気を集めるワケ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: いすゞ/Auto Messe Web編集部

メカも特異でユニーク

 ディーゼルエンジンを得意として乗用車用も力を入れていて、117クーペにも搭載されていた。そのほか、SOHC、DOHCも早い時期にベレットに採用しているのも注目だ。エンジン以外でもベレットを例に取ると、4輪独立懸架やダブルウイッシュボーン、ラック&ピニオンを、他社に先駆けて積極採用している。ピアッツァ

 トランスミッションでは現在の2ペダルMTの先駆けであるNAVI5や、4WSのニシボリックサスなど、あらゆるところに独自の技術が投入されている。

チューナーとコラボ

 サスペンションに独自のチューニングを施したハンドリング・バイ・ロータスはジェミニだけでなく、ビッグホーンなど、幅広い車種に設定されて人気を博した。またドイツのチューナー、イルムシャー仕様もジェミニやビッグホーン、さらにはアスカにも用意。どちらも当時提携していたGMつながりと言ってしまえばそれまでだが、いすゞならではのアピールとなったのは事実だ。ジェミニイルムシャー 人気にあやかって、ディーラーが独自に仕立てたカゲムシャーやワカムシャー、アラムシャーなど、武者シリーズが続々と登場したが、やんちゃな感じもいすゞならではといったところか。

  そして、チューナーではないが、Rを好んだメーカーと言っていい。日本初のタイプR、ベレットのGTタイプRをはじめとして、イルムシャーRやZZなど、グレード名の付け方も心くすぐるものがあった。

レースなどでも活躍

 ベレットGT、通称ベレGはレースでも大活躍したし、FR時代のジェミニはチームいすゞとして国内ラリーを席巻したほど。またアスカはWRCにも参戦してRACラリーでクラス優勝するなど、マニアックな活動をしていただけに、クルマ好きの心を大きく掴んだ。アスカに関してはディーゼルターボが24時間のスピードトライアルで平均速度205.35km/hを達成している。

 以上のように、ユニークなデザインと高い技術力。そしてそれを証明するかのように、さまざま活動を行うなど、超が付くほどの独自路線を歩んだいすゞ。乗用車に関しては最後、スバルやホンダからのOEMでしのいだ感じだったが、全盛期の盛り上がりは今でもクルマ好きの心のなかに残っているだけに、今でも人気があると言っていいだろう。

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