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「ワゴン先進国」北米で誕生!「USアコードワゴン」なぜ日本でもヒットしたのか?

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TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: ホンダ

静粛性に優れた2.2L直4エンジンを搭載

 エンジンは北米で定番機として評価される2.2L直4 SOHCのF22A型エンジンで、吸気系にはバルブ付きセカンダリー・ポートを持つ可変式デュアル吸気マニホールドを採用。吸気効率の向上で豊かなトルクを実現しており、最高出力140ps/5600rpm、最大トルク19.6kg-m/4500rpmを発揮した。ホンダ・アコードワゴンに搭載された2.2 L直4 さらにシリンダー・ブロック内に2次バランサーを配し、2本のバランス・シャフトを互いにクランク軸の2倍の速さで逆回転させることで、高回転域での振動やこもり音などを軽減して優れた静粛性を達成。

 余談ながらクーペ(CB6型)に搭載される2.0LのF20A型DOHCエンジンは150ps/6100rpm、19.0kg-m/5000rpmを発揮するが、これはキャラクターの違いだろう。形だけのワゴンではなくてワゴンらしい使い方にこだわって開発がなされた、トルク重視のエンジンというわけだ。

ワゴン先進国北米で生まれた「ならでは」の装備も

 サスペンションもお馴染みの四輪ダブルウィッシュボーン式ながら、ワゴン用にストロークを確保。タイヤサイズも195/60R15とクーペと同じサイズながら、ワゴンには専用開発のオールシーズンタイヤを採用している。使い勝手には、荷室をすっぽりとカバーして、カーゴスペースをスッキリと保つロール式トノカバーや、室内とカーゴルーム、カーゴスペースの前後が仕切れるカーゴネットも装備した。ホンダ・アコードワゴンのインテリア 荷物の積み下ろしの際に無理なくできるようにリヤバンパー上部にバンパーステップをそなえるなど、ワゴン先進国であった北米の流儀で仕立てられていて、ワゴンらしい細やかな使い勝手が込められていた。ホンダ・アコードワゴンのインパネ 装備も薄型電動スモークドガラス・サンルーフをはじめとして、クルーズコントロールやテールゲートも施錠&開錠ができるキーレス・エントリー、フル・オートエアコンやハーフアンテナ機能付きオーディオ連動オートアンテナなど上級装備を標準化。プレミアム・ワゴンといえる装備を備えた。ホンダ・アコードワゴンのシート この初代アコード・ワゴンは3代目アコードに設定された3ドアのエアロデッキほどスタイリッシュではなかったのかもしれないが、ホンダの代表格のひとつであるアコードのワゴンとして人気を集めることとなる。それは、5代目アコードに設定されるワゴンもアメリカ製であることから見れば明らかなのだ。

■ホンダ・アコード・ワゴン(CB9)

全長×全幅×全高:4725×1725×1440mm

ホイールベース:2720mm

トレッド:前/後 1475mm/1480mm

車両重量:1430kg

乗車定員:5名

室内寸法:長×幅×高=1870×1415×1100mm

エンジン: F22A 直列4気筒SOHC

総排気量:2156cc

最高出力:140ps/5600rpm

最大トルク:19.6kg-m/4500rpm

タイヤサイズ:前/後 195/60R15(前後とも)

ブレーキ:前/後 ベンチレーテッド・ディスク/ディスク

サスペンション:前/後 ダブルウィッシュボーン式(前後とも)

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