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キャンプでよく聞く「ランタン」って何? 初心者に「LED&蛍光灯タイプ」をオススメする理由とは

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: Auto Messe Web編集部/写真AC

屈強な実用性を持つ「オイルランタン」

 一般的に「オイルランタン」と呼ばれるアイテムは、その名前の通り燃料に灯油や専用のパラフィンオイルを使用するものを指す。昔の海賊映画に登場するような、レトロなハリケーンランタンはキャンプサイトを飾るデザイン性の高さも大きな魅力。ハリケーンランタン

 アンティークな雰囲気が漂うオイルランタンだが、意外にも風雨に強いという高い実用性を兼ね備えている。基本的な構造は本体下部にオイルタンクが与えられ、そこから布製の芯で吸い上げた燃料を燃やし、ガラス製のホヤで炎を風雨からガードする。

 ハンドル(ダイヤル)で火力を調整して照度を操ることができるシンプルな仕組みを持ち、昔ながらの石油ストーブと同様の構造といえはわかりやすいだろう。オイルを燃焼させて作り出された明かりは味わい深く、キャンプサイトに温かみを添えてくれる。オイルランタン

 オイルランタンは数多くのブランドからリリースされ、価格も3000円から1万円程度とリーズナブルに設定されているのも、キャンパーに愛される理由のひとつである。燃料のパラフィンオイルは1Lで1000円前後となり、燃焼時に虫よけ効果のある香りを放つオイルも市販されているので、夏キャンプで使用するのも有効だ。また、オイルランタンは摩耗した芯を交換する必要があるのだが、機種によって芯のサイズや形状に違いがあるので交換時には注意が必要となる。

キャンプの主流をなす「ガソリンランタン」

 現在のキャンプにおいて主流になっているのが「ガソリンランタン」だ。その仕組みは専用のホワイトガソリンを使用し、ポンピングという作業でタンク内部の圧力を上げて燃料を気化させて布製のマントルへと送り込み、マントル内部に送り込まれたガスを燃やすことで発光させる。ガソリンランタン

 ガソリンランタンの構造は簡単なのだが、専用のホワイトガソリンを用意し、燃料の給油や使用後の燃料抜き、発光させるためのマントルの取り付け、事前の空焼き、焼いたマントルやガラス製のグローブに衝撃を与えないように運搬しなければならいなど、意外と手間が掛かるアイテムでもある。ガソリンランタン(ポンンピング)

 にもかかわらず、その手間を掛けてでも使いたいと思わせる魅力がガソリンランタンには存在する。ガス圧調整によって自由に操れる照度、味わい深く暖かな光色、レトロなデザイン性の高さなどがキャンパーたちを魅了し、キャンプサイトを飾る必需品として人気を博し続けているのだ。ガソリンランタン

 価格的にはもっとも有名なコールマン製品が1万5000円前後で流通している。使用するホワイトガソリンンの価格は1Lあたり1000円前後で購入することができる。

どのランタンを選ぶか……それが問題だ!

 大きく分けて4つに分類したランタンだが、そのほかにキャンドルランタンなども存在し、どのランタンを使うのかは好みの問題になってしまう。ある程度の指標を示すのなら照明器具としての利便性を最優先するならLEDランタン、雰囲気を優先するのならオイルランタンに軍配が上がる。

キャンドルランタン 一方、利便性と雰囲気の中間を担うのがガスランタンであり、雰囲気と照明としての性能を融合しているのがガソリンランタンだ。

 テント内や車中では瞬時に点灯ができて一酸化炭素を発生させないLEDランタンを使い、タープの下でキャンプを味わうのならガソリンランタン、またはオイルランタンを使うキャンパーも多い。ソロキャンプなどの荷物を減らしたい場合にはガスランタンが優位に立つ。LEDランタン

 この「どのランタンを選ぶべきか」という命題はキャンパーたちを悩ませる永遠のテーマであり、多くのキャンパーはすべての種類を手に入れてしまう『泥沼』へと足を踏み入れ、日々増え続けるキャンプ道具の保管場所の確保に頭を悩ませている。夜間のキャンプ

 最後にどのランタンを選ぶにせよ、購入する場合には使用できる時間をしっかりと確認すること。LEDランタンでは電池の連続使用時間、ガスランタンやオイルランタン、ガソリンランタンでは燃焼時間をチェックして頭に入れておくべし。深夜の電池交換や燃料補給は意外と手間が掛かる作業であり、使用時間を把握しておくことは快適な夜を過ごすためには欠かせないポイントなのだ。

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