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衝動買いは絶対にNG! 旧車のスペシャリストが断言する「失敗しない旧車選び」とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

【失敗しない旧車選びのポイント:04】

エンジン始動はもちろんアイドリングや吹けも必ず確認する

 最近のクルマなら、ごまかしはあるにしてもかけなくても想像はつくもの。一方、旧車の場合は程度はバラバラだけに絶対にかけてもらおう。もし無理な場合、その理由(分解中など)に納得できなれければ避ける。旧車(エンジン始動)

 慣れていないと旧車のエンジン音を聞いただけで舞い上がってしまうかもしれないが、異音や白煙は出ていないか。アイドリングは安定していて、吹き上がりはスムースかなど、細かくチェックする。気になる場合は説明を求め、買うにしても修理や改善を依頼しておく。ただ知り合いで、新品への交換を約束しておきながら、中古品が付いていた例もあるので油断は禁物だ。旧車(吹き上がり)

【失敗しない旧車選びのポイント:05】

後悔しないために可能なら試乗をしっかりしておく

 エンジンをかけるチェックの延長線にあるのが試乗だ。走らないとわからないことはたくさんあって、ミッションの入りやブレーキの効き、足まわりやボディからの異音など、あらゆる点に注意して試乗する。旧車(試乗)

 最初は基準がわからないかもしれないが、台数を見たり乗ったりしているとわかってくるはず。「旧車だからこんなもんですよ」には騙されるなかれ。旧車だって現役当時は普通にみんなが乗っていたクルマなのだ。

【失敗しない旧車選びのポイント:06】

ボディの錆や腐食は徹底的にチェックしておくべし

 旧車最大の懸念がボディだ。「メカを直すのは簡単だけど、ボディがダメだと費用も手間もかかる」というのは旧車の基本。サビや腐食などは出ていないかなどを徹底的に見たり、説明してもらう。旧車(ボディ腐食)

 車内ならカーペットを剥がして、下まわりも覗き込む。それでもなんとでもごまかせるのが旧車だが、見ないよりは見たほうが絶対にいい。

【失敗しない旧車選びのポイント:07】

アフターメンテをどこまで面倒見てくれるかも確認する

 認証工場併設ならいいが、オイル交換程度、つまりピット的なところもある。程度のいい個体を購入しても、現在のクルマでは想像できないぐらい定期的なメンテが必要なのが旧車だけに、自社で見てもらえるかは大きい。旧車(アフターメンテナンス)

 また、外部に協力工場があるということもあるが、どんなところか細かく聞いて確認しておきたい。某大人気旧車専門店ながら、さもやっているように見せかけつつ、実際はエンジンやミッションのオーバーホールが自社でできないところがあって、結局は潰れてしまった。ちなみに預けているときに倒産されると手元に戻すのはけっこう大変。C110型スカイライン

 以上、今までの経験や見聞に基づく、ポイントを挙げてみたが、それでも騙されるというか、言っていたのと違うということになりがち。店が大げさだったのか、旧車に幻想を抱き過ぎたのかは不明だが、とにかく舞い上がってしまうと細かいところが見えなくなるように思う。その場で即決しないとか、数を多く見るなどして、頭を冷やしつつ、じっくりと選ぶのが吉。ウソも多いとはいえネットも活用できるので、あらゆる情報を自分で精査して判断するのも大切だ。

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