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「程度がいい」はうわべの言葉! 玄人が行う中古車の本当の「状態」の掴み方

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 日産/LAMBORGHINI/Auto Messe Web編集部

メカの程度はストレスや違和感なく走れるかだろう

 そしてメカの程度となると、やはり調子がいいか悪いかに尽きる。ひと口に調子がいいと言っても、エンジンならきれいに吹けるか、異音がないか。燃費が極端に悪くなっていないか。ミッションなら入りやショック、足まわりであれば異音やガタつきなどで、ストレスや違和感なく走れるかだろう。メカの場合は測定ができる部分もあるのが特徴で、シリンダーの圧縮は測定でき、摩耗して抜け気味なら程度はあまり良くないことが数値からわかる。クルマの程度って何?

 究極なことを言ってしまうと程度なんて各部をチェックしないとわからないということになる。冒頭のピカピカだから程度よしというわけではないが、雰囲気でわかる場合はあるにはある。いわゆる佇まいで、奥底の程度が悪いと全体の雰囲気がなんとなく、違和感があったりする。クルマの程度って何?

 また、見た目はくたびれていても、悪くはないと感じることもあったりする。人間でもそうだが、歳を取った年配でも運動をしたりして健康だと、元気で雰囲気もシャキッとしているし、古い家や神社仏閣も手入れが行き届いていれば古くても、細かいところは不具合があっても、状態はよく感じるのと同じ。

 クルマの場合は定期的に乗って、エンジンもしっかりと回してやったり、基本メンテはしっかりと行ってやるだけで、古くても程度のよさが感じられるし、維持できるだろう。博物館の程度と、実生活での程度の差と言ったらいいだろうか。日常面での程度のよさというのは、決して過保護というわけではない。

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