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1151psのハコスカに25年間放置から復活したサバンナRX-3スポーツワゴン! 1度は見ておきたいチューンド旧車4選【東京オートサロン2022】

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

25年前に造りかけたまま放置していたサバゴン

 次のクルマは、ロータリーエキシビションが展示した郷田鈑金サバンナワゴン with team 絆&雨宮だ。25年前に造りかけたまま放置していた“サバゴン”を、公道復帰させるプロジェクトで製作したのだという。郷田鈑金サバンナワゴン

 車名に雨宮と入っているが、現在は雨宮さんからもらったというユーノスコスモ用のマフラーが装着されているのみで、いつの日にか雨宮チューンのRE20Bを積みたいそうだ。現状はノーマルのツインターボ仕様で、インタークーラーはナシ。郷田鈑金サバンナワゴン

 オイルクーラーはFC3S型サバンナRX-7用を装備している。 トランスミッションはRX-8用の6速MTで、クラッチはORC TWIN PLATE。デフはマツダスピード製で、サスペンションは特注のエンドレスファンクションだ。

 ブレーキもエンドレス製で、フロントに特注の4POTキャリパーキットを装備している。フロントが9J-15、リヤが10J-15サイズとなるホイールは、RSワタナベ エイトスポークRタイプ。タイヤはYOKOHAMA ADVAN HF typeDで、フロントが205/50R-15、リヤが225/50R-15だ。郷田鈑金サバンナワゴン

 当時物のワークスフェンダー改とチンスポを装着するボディは、FC3S用サスペンションメンバーに合わせ、フレームとフロアを加工。外装色はマツダ純正のイエローだ。シートは、BRIDE EUROSTER II 雨宮Verを装備していた。

Zの美しいシルエットをスポイルしないエアロメイクに注目

 最後に紹介するのは、SPEED FORMEの1974年式フェアレディZ S30。外装にSPEED FORMEのエアロフルキットを装着し、見る者にインパクトと存在感をアピール。Zの美しいシルエットをスポイルしないエアロメイクが施されていた。SPEED FORMEのフェアレディZ S30

 ボディサイズや雰囲気など、ノーマルのスタイリッシュなシルエットを崩すことなく、エアロで疾走感が表現。インテリアにおける特筆ポイントとなるRECAROシートとのマッチングもバッチリだったことを記しておく。SPEED FORMEのフェアレディZ S30

 ホイールはRAYSで、フロントが9J-17、リヤが10J-17サイズだ。ボディと同色となるブラックのホイールに組み合わされたタイヤは、YOKOHAMA ADVANだった。日本生まれ、日本育ちのブランドであることを大切にしているため、SPEED FORMEのエアロは題材となる国産旧車のスポーツテイストをうまく活かしたデザインだといっていい。全方位的に洗練されていて、カッコよかった。SPEED FORMEのフェアレディZ S30

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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