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愛犬家もアウトドア派も「廃止」に涙した! ステップワゴンの「わくわくゲート」は魔法のトビラだった

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉/本田技研工業/Auto Messe Web編集部

2〜3列目席のフラット化で車中泊仕様へのアレンジも簡単

 タープを使わない場合でも、ほかのMクラスボックス型ミニバンより縦長のバックドアは、全開にできるシーンでは、巨大なひさしになる。直射日光や雨をよりしのぎやすい便利さまであるのだから、アウトドアでの適合性は、じつはミニバン随一だったりするのだ。RP型ステップワゴンのシートアレンジ

 さらに、3列目席を床下ではなく、背もたれを倒すだけのアレンジでは、2〜3列目シートのフラット化が可能。簡単操作で即、全長2300mmほどのベッドスペース&お座敷スペースを出現させることができる(2列目ベンチシートのほうがベッド化はしやすい)。それだけじゃない。3列目シートの背もたれを後ろに水平に倒すことで、そこがベンチやテーブルとして使えたりもするのだから(※ほかのミニバンでも可能だが)、使い勝手は自在である。RP型ステップワゴンのAC100V電源

 ハイブリッドモデルなら、AC100V/1500Wコンセントも使用でき(ノア&ヴォクシーのハイブリッドモデルも設定されるがセレナには設定なし)、コーヒーメーカーや簡易電子レンジなどが車内外で使えるメリットは絶大と言っていい。

やっぱり新型がいいけどアウトドア派は先代モデルも検討したい

 そんな5代目ステップワゴンのわくわくゲートでしか経験できない便利さ、楽しさをわが物とし、アウトドアで活躍させたいのであれば、あえて今、5代目ステップワゴンの最終モデルを手に入れるのもアリかもしれない。第5のドアを持つミニバンなど、この先、ないかもしれないからだ。RP型ステップワゴンスパーダの走り

 ただし、新型は2列目キャプテンシートがノア&ヴォクシーやセレナ同様、ついに左右にもスライドし、7人乗りキャプテンシート仕様でもセミベンチシート化できるようになった(※もちろんロングスライドもする)。そのほかにも先進運転支援機能=ホンダセンシングの大幅な進化は確実で、とくにACC、アダプティブクルーズコントロールの機能性については圧倒的に良くなっているはずだから、今5代目を買うか、新型を待つかの判断はクルマの用途を熟考した総合的な見方が不可欠ではあるが……。

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  • RP型ステップワゴンスパーダのリヤスタイル
  • わくわくゲートの縦開き
  • RP型ステップワゴンスパーダの走り
  • 新型ステップワゴン
  • RP型ステップワゴンと愛犬
  • RK型とRP型のリヤゲート比較
  • わくわくゲートと愛犬
  • ステップワゴンのわくわくゲート
  • わくわくゲートの縦開きと横開きの比較
  • RP型ステップワゴンのシートアレンジ
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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