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中古「安ウマ」車のほうがアウトドアを満喫できる! いまプアキャンがじわり流行中

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

プロがオススメする激安軽自動車を紹介

 では、アウトドア&キャンプに向く激安軽自動車として、どんな車種があるだろうか。あまりにも古いといろいろ心配だから、激安ながら、比較的古すぎないクルマをピックアップしてみよう。

ホンダN-BOX+

 まずはアウトドア&キャンプに最適と言える先代ホンダNーBOX+だ。つまり、ただでさえ室内空間が広大なNーBOXに対して、ラゲッジスペースの使い勝手、広さを追求したモデルである。ホンダN-BOX+

 バックドアの開口部は、NーBOXより開口部高が120mm高く、フロア地上高が150mm低くなり、大きく重い荷物の積載に有利。しかも、後席よりラゲッジスペースを優先したパッケージの採用で、ラゲッジスペースの奥行きが295mm長くなっているから、荷物の積載性、使い勝手はもう抜群と言っていいのである。そのNBOX+なら、60万円以下で2012~2014年モデルが探せるし、下限は30万円台からだから、かなりお買い得、狙い目と言っていい。ホンダN-BOX+

スズキ・ワゴンR

 30万円台という話が出てきたところで、30万円程度で手に入る、激安アウトドア&キャンプ向け中古軽と言えば、スズキ・ワゴンRがある。年式的には先代の2012~2014年モデルが中心。スズキ・ワゴンR

 走行性能はこの時代の軽自動車としてトップレベルで、長距離の移動もそれほど苦にならないはず。ハイトワゴンの元祖と言えるクルマだけに、ラゲッジスペースの使い勝手、シートアレンジ性にも優れているから、大きな荷物も積み込みやすいのである。スズキ・ワゴンR

 ちなみに、スズキ・エブリィワゴンといった商用車系のワンボックス車は、たしかにアウトドアやキャンプに向いている。だが、激安価格のクルマは走行距離が10万キロ越えは当たり前で、ヘビーに使われていた可能性もあり、今回の激安軽自動車の選択としては、お薦めしにくいのが実情である(例外はあるが)。

ホンダ・バモス

 しかし、そうしたワンボックスタイプでも、狙い目がある。それがホンダ・バモスだ。ホンダの軽商用バンだが、バモスホビオという遊びグルマ仕様があったぐらいで、一般ユーザーの趣味グルマとして使われていたケースも少なくない。2012年式、走行7.8万キロで36万円といった、30万円台の中古車もあったりする。ホンダ・バモス

日産オッティ

 極めつけの、アウトドアやキャンプに向く激安軽自動車が、じつはOEM車だ。例えば日産オッティ。三菱eKワゴンの日産向けのクルマであり、日産車としては王道車種ではないため、本体より安く買えるケースがある。日産オッティ

 2009年、走行3.5万キロで約30万円という激安車を見つけられるかもしれない。しかも、ハイトワゴン系だから荷物の積載力は文句なく、さらに助手席側スライドドアを備えた仕様もあり、価格対使い勝手のバランスは見事と言っていいだろう。下限が2011年式で10万円台あるのも、美味しいポイントだ。そう長くない期間で乗りつぶす覚悟なら、激安軽自動車として表彰状モノである。日産オッティ

三菱トッポ

 低年式でも意外なほど走行距離が少ない中古車が目白押しの、とっておきの1台が三菱トッポ。全高1700mmもの超ハイトワゴンで、当然、荷物の積載性は抜群。バックドアが横開きで、雨宿りはできないものの、車体後方にスペースのないところでもバックドアを開けやすいメリットがあったりする。それほどの人気車ではなかったため、中古車は激安。本稿執筆時点で、2008年式・走行2万キロで39万円(三菱認定中古車)なんていうクルマも見つけられたぐらいである。三菱トッポ

 全体的には10年落ち前後でも、走行5万キロ前後のクルマが多いのも特徴となる。バカ売れしたクルマではないにもかかわらず、中古車は全国的に結構多いから、選びやすいとも言える。そして、今乗っていると、なんのクルマかわからない……そんなレアな!? 軽自動車でもあったりするのだ。

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  • ミニバンの走り
  • ミニバン給油中
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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