旧車なのにアイドリングで暖気が不要!? 知られざる旧車特有のNG行為4つ (2/2ページ)

NG行為その3:低粘度オイルへの交換

 そしてクルマのメンテナンスと言えばオイル交換だが、旧車のエンジンオイルは10W-30などが当たり前で、最新の0Wオイルなど入れたらオイル漏れの原因となる場合がある。比較的旧タイプのターボ車であれば、最新のライトサイジング(気筒数に対して適切な排気量)ターボのような低回転域トルクを補う仕様とは違い、高回転域で力を発揮するタイプゆえに15W-50といったエンジンオイルが必要になる車両もある。

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 また、エンジンオイルはもちろん、ほかにもしっかり交換すべきオイルがあり、トランスミッションとデフのオイルも忘れてはならない。マニュアルトランスミッション用のオイルも定期交換が車種ごとに設定されているので、デフオイルともどもエンジンオイルより高粘度の75Wや90Wといった硬めの粘度のオイル交換が必要となる。こうしたオイル交換は、旧車に精通していない販売店では取り扱いがない場合もあるので、旧車の経験と知識が豊富な専門店ではないのであれば、自身で調べて消耗部品の交換をお願いできるショップと懇意になった方が、愛車との蜜月な時間が長くなると思う。

NG行為その4:ヒール&トゥよりもダブルクラッチを習得せよ

 最期に運転の作法についてだが、ヒール&トゥはできなくても問題がないけれど、旧車のMT車の運転ではダブルクラッチは覚えていた方が良いと思う。これは例えば5速でブレーキを踏んで減速してエンジンが1500rpmとなったら、そこからシフトダウンせずに5速のままで加速するとエンジンは確実にノッキングを起こしてしまう。

 そこでクラッチを1度踏んで5速からニュートラルに入れ、左足のクラッチを踏まない状態で、右足でエンジン回転数を上げて、速度に合わせたエンジン回転で下のギヤに入れるという技術だ。MT車にはシンクロナイザー(シンクロ)とうシフトチェンジがしやすくなるように回転数を合わせる機能が備わっているのだが、旧車を労るにはこうした技術があることも知っていてほしい。旧車のシフトダウン画像はこちら

 少々都市伝説のような話になってしまうのだが、旧車は前のオーナーの癖でしつけられていて、前のオーナー同様の操作であればトラブルは出ないが、これまでにはなかったような違いがあると、へそを曲げる場合があると聞く。ガラケー時代を知っている人であれば、スマホがどれほど進化しているのかわかるけれど、スマホしか知らない世代からみればスマホは当たり前のモノ。さらに言えば、黒い固定電話を知っている人が携帯電話を持ったときは衝撃的だったはずだ。

 クルマにもそれが当てはまる。古いクルマにはその時代にあった使い方やメンテナンスが大事。旧車は単に古いクルマではなくて、その時代に生まれたクルマに適切な操作やメンテナンスが大切なことを知っていてほしい。