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パワーが2倍なら負担は4倍! マメなメンテができないなら「チューニング」は避けるべき

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: Auto Messe Web

ドライブシャフトが破損してしまうことも

 駆動系の締めはドライブシャフト。よくパワーアップでドライブシャフトが折れたというが、いわゆる金属シャフトの部分が折れることはまずない。ジョイントと呼ばれるベアリングが入っている部分が粉砕したり、焼き付いたりしてしまう。これも負荷が増えることで、内部に入れられているグリスが熱によってドロドロどころかサラサラになってしまい、潤滑切れから焼き付くことが多い。パワーアップした際には、ドライブシャフトグリスの入れ替えやオーバーホールも先手を打ってしておきたい。

ドライブシャフトのトラブル

速くなり負担が増えるブレーキは一番に対策を

 そして、ビックリするほど負荷が増えるのはブレーキ。とくにサーキット走行するなら、パワーが20%上がったとしたら、パッドの減りは40%早くなる!? と思うくらい負荷が増える。これこそ二次曲線的にパッドが減ったり、フェードやベーパーロックもしやすくなる。連続での全開走行を止めたり、ブレーキを冷却するダクトやガイドを付ける、そもそもローターを大径化する、キャリパー交換するなどの対策が必要になるのだ。

ブレーキパッド交換イメージ

基本となるエンジンオイルの管理はより厳密に

 パワーアップに際しては、もちろんエンジンオイルもシビアに管理したい。出力が上がった分だけエンジンの負荷は増えているので、オイル交換を早める、粘度を上げる、グレードの高いオイルにするなど、よりシビアに管理するべき。まずは、どれくらい負荷が増えたのか油温計で温度推移を見て、油圧計で新油から使っていくごとにどれくらい油圧が落ちていくかなど、現状を把握することから始めるのがオススメだ。

油温計のイメージ

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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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