買えずに涙した人多数! モータースポーツ参戦のために誕生した「最強の限定車」6選 (1/2ページ)

買えずに涙した人多数! モータースポーツ参戦のために誕生した「最強の限定車」6選

限定数はレースに出場するための条件のひとつ

 消費者はいつだって「限定」という言葉に弱い。とくにクルマ好きなら、GTO(グランツーリスモ・オモロゲート)のような、レースに出場するための公認(ホモロゲーション)車両の限定車に目がない。そんなホモロゲートミートバージョンの代表車種をいくつか振り返ってみよう。

日産スカイラインGT-R NISMO(R32)

 R32GT-Rの「NISMO」仕様は、1990年にグループAレースで戦うためのホモロゲーションバージョンとして500台限定で生産されたモデル。グループAのレギュレーションで、外観は市販状態からいじることができなかったため、NISMO仕様ではフードトップモール、フロントバンパーの開口部(ニスモダクト)、サイドステップ、リアスモールウイングを追加した。

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GT−Rニスモの外観画像はこちら

 エアコン、オーディオ、リヤワイパー、ABS、インタークーラーグリルは取り外され、約30kgの軽量化も計られた。タービンも耐久性重視のメタルタービンに変更されているが、レスポンスは標準のセラミックタービンの方が上で、ストリートでの使い勝手やフィーリングは、標準のGT-Rより劣っていた……。

 ちなみに1991年に登場したN1仕様もあり、エンジンブロック(24U)やヘッドライトやブレーキローター(穴なし)などがNISMO仕様とは異なる。また1995年には、R33をベースにしたル・マン専用GTカー「NISMO GT-R LM」が作られているが、これはたった一台のみの製作で、イギリスにおいて一般車両として登録し、公認を取得。市販化はされていない。

日産スカイライン GTS-R(R31)

 R32で「GT-R」が復活するまで、グループAレースを戦っていた800台限定のホモロゲーションモデルだ。大型ターボチャージャー・専用インタークーラー・等長ステンレス製エキマニなどを装着し、ベース車の190psから210psにパワーアップし戦闘力をアップ。

GTS-Rの外観画像はこちら

 エアロパーツの後付けが許されないグループA規定に合わせ、R31のウリだった格納式フロントスポイラーを固定式に変更。リヤには大型スポイラーが追加された。イタルボランテ製のステアリングも魅力的!? グループAでは1989年に長谷見昌弘のリーボック・スカイラインがシリーズチャンピオンになっている。

トヨタ・スープラ ターボA(A70)

 スープラ ターボAはトヨタがグループAレースで活躍するため、1988年に500台限定で送り込んできた一台。エンジンは1JZではなく3リッター直6の7M-GTEU。大型タービンや大型インタークーラーで武装し、エアフロレス仕様に変更。パワーは30psアップの270psにチューニングされている。フロントバンパーに「ターボAダクト」と呼ばれる三連ダクトがついているのが外観上の特徴。

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トヨタ・セリカGT-FOUR RC(ST185)

 こちらはST185の正統派ラリー仕様の限定車。1991年に国内では1800台限定で発売された。WRCには1992年にデビューし、フェラーリのF1ドライバーとして活躍中のカルロス・サインツJr.の父、カルロス・サインツが年間4勝を挙げ、シリーズチャンピオンに輝いている。

セリカGT-FOUR RCの外観画像はこちら

 エンジンはメタルタービンや水冷式のインタークーラーなどを採用し、235psまでチューニング。エアインテーク・エアアウトレット付きの専用ボンネットが与えられ、フェンダーも40mmワイドになったブリスターフェンダーに。海外では、カルロス・サインツ・リミテッドエディションとして発売された(世界限定5000台)。

 WRCでは通算16勝。1992年~1994年まで3年連続でドライバーズチャンピオンに輝き、1993年と1994年にはマニュファクチャラーズタイトルと合せダブルタイトルを獲得している。