検査基準にはかなり幅が設けられている
しかし、実際はシビアになることはない。まず検査基準の幅が大きくて、メーターが40km/hを指している場合でも実際は約31km/hから約44km/hまで。平成18年末以降は上が約43km/hまでになっているが、いずれにしても幅はけっこうある。タイヤの摩耗などがあるのでシビアにすると通らなくなってしまうこともあるし、許容範囲下側については、多めに表示する分にはいいという判断だ。実際にもスピードメーターはけっこうずれていて、最近ではGPSで速度を測れるので、試してみると予想以上にずれていることも多い。
どうしても気になる場合は、車検の前にチェックしてくれる通称「テスター屋」で測ってもらうと、スピードメーターが何キロのときに合図をすればいいのか教えてくれるので、車検に通らないということはない。
正確な速度を知るには社外メーターを利用する手もあり
最近は車高を上げて、その分、タイヤも大きくして迫力を出すといったことが多いが、場合によってはかなりずれてしまうことになる。そうなると危険なこともあるし、違反で取り締まりに合う可能性も出てくる。GPSなどで誤差を測っておいて脳内変換するという手もあるが、最近は補正可能な社外メーターやコンピュータの信号にかませるアイテムもあるので、これを利用するといいだろう。