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「箱入り娘化」はクルマを傷める! 大枚叩いてレストアした旧車の本当の扱い方

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web

週に1度近所だけを走るのでは少々物足りない

「乗らなくても、週に1回はエンジンをかけているから」という人もいるかもしれない。エンジンすら回さない人よりマシかもしれないが、それではまだまだ不十分である。

エンジン回転のイメージ

 短距離走行の繰り返し(8km以内/1回)や、低速走行が多い場合(目安:30km/h以下)、アイドリング状態が多いのも、クルマに優しくない運転=シビアコンディション扱いになってしまう。雨の日に走れとは言わないので、天気のいい日はしばらく窓を開けて換気をしつつ、1回30分以上、できれば渋滞を避けて2~3時間は走ってやると、クルマはかなり元気になる(バッテリーも十分充電される)。

エンジンルームのイメージ

 毎日こき使われているタクシーが、年間10万kmぐらい走っているのに故障知らずで快調なのは、止まっている時間より走っている時間の方が長いからである。レストアしてまで乗り続けたい大事な愛車であれば、ガレージにしまっておくより楽しく走り回った方が、オーナーもクルマも幸せなはずだ。その代わり、走らせるときは毎回暖気走行(暖機運転ではない)をしっかりやって、タイヤの空気圧は1カ月に1度は点検調整をしよう。

走行イメージ

 各種オイルやクーラント、フルードの類いは、メーカーの指定サイクルでしっかり交換すること。フィルター類もケチケチせずに早めに交換を。タイヤも山が残っていたとしても、4年も使ったら新品に……。

 これだけ心がけていれば、愛車は元気で長生き、お達者ならぬ「お達車」になれることを保証しよう。クルマの場合、乗っても乗らなくても、毎年高い税金、保険を払うことになるので、乗らなければ損というもの。愛すべきクルマだからこそ「いい歳のとり方」ができるような付き合い方を考えてあげよう。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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