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スカイラン「GT−R」のような高回転型エンジンの弱点とは? 排気量アップで不満を解消!

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: Auto Messe Web

後付け可変バルブタイミング機構も登場し選択肢が広がった

 その代名詞的存在がスカイラインGT-Rだ。このエンジンは官能的なサウンドとフィーリングで数々のチューナーやチューニングフリークを魅了してきた。

 RB26は2600ccターボエンジンのわりに高回転型なのである。一方、ずっと排気量の少ないランエボの4G63は低中回転重視のトルク型。速さはあるが、官能的な吹き上がりは……ない。対するRB26は気持ちの良さでは世界トップクラスとも言える。直列6気筒がゆえのシルキーさが気持ち良い。

 しかし、高回転型であるがゆえに低回転のトルクが弱い。そうなると街なかでは乗りにくいし、大きなタービンを組み合わせるともっと低回転が弱くなってしまう。そこで2800ccキットがバカ売れしたのである。わずか200ccだが排気量アップすることでトルクは増え、大きなタービンも回せるようになった。

 余談だが、さらにHKSからVカムと呼ばれる可変バルブタイミング機構を後付けするパーツが発売され大人気に。これにより2800cc化+Vカムは定番化されたと言っていいだろう。

 排気量アップは全域でのパワーアップもトルクアップも可能にする最強チューンである。わずか10%の排気量アップでも大きな効果を持っているのだ。

Vカム搭載のエンジン

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  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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