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「学生フォーミュラ日本大会2022」が3年ぶりに開催予定! EVクラスは過去最大の14校がエントリー

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

3年ぶりのエコパでの開催に向けて

 学生フォーミュラ日本大会2022の記者発表会が、2022年8月2日に静岡県庁で開催された。2020年は開催中止、2021年は車検および動的審査の開催中止と、過去2年にわたって新型コロナ感染症拡大の影響を受け、現地での開催がなかった。だが、現在3年ぶりの開催に向けて準備が進められている。

 今回の開催に向け、コロナ禍での活動を制限される学生のため、エントリーの足切りはなし。必要書類の提出遅延にも対応し、さらに試走会での模擬車検も設置するなどの配慮も行っているという。

 1981年にアメリカで開催された「Formula SAE」が始まりとなる学生フォーミュラは、学生たち自らアイデアや技術を盛り込んだオリジナルの小型フォーミュラマシンを製作。その車両の企画からものづくり、そして車両の出来を競うもので、世界各国でほぼ同一のルールとなっている。現在はアメリカ・イギリス・イタリア・インド・オーストラリア・オーストリア・オランダ・カナダ・スペイン・タイ・チェコ・ドイツ・ハンガリー・ブラジル・ロシア・韓国・中国・日本で競技会が行われている。学生フォーミュラの説明

 今回で20回目の開催となるこの日本大会では、69台のエントリー(7月11日時点でこのうち4校がエントリー辞退)があったとのこと。さらに、ICV(ガソリン自動車)クラスとEV(電気自動車)クラスが設けられている学生フォーミュラだが、今大会で4チームがICVからEVへのクラス変更があって、過去最大の14校がEVクラスへ参戦と、EVシフトが加速していることがトピックとして挙げられるという説明があった。

 また、密集を軽減し新型コロナウイルス感染症への対策をとるということで、学生が自ら小型フォーミュラカーを使ったビジネスを構想し、それを売り込むという体でプレゼンテーション審査が行われる。車両製造にかかわるコストと製造審査、車両のデザイン審査といった静的審査と呼ばれる領域の審査は、8月末の事前オンライン審査となることも発表された。ちなみに、デザインの最終審査となるデザインファイナルは現地での開催となる。

 主催する公益社団法人自動車技術会は、実際に作り上げた車両の性能評価をする動的審査の3年ぶりの現地での開催を目標としている。「学生フォーミュラ日本大会2022 -ものづくり・デザインコンペティション-」は、2022年9月6日(火)~10日(土) の5日間にわたって、静岡県袋井市と磐田市にあるエコパ(小笠山総合運動公園)を会場に開催される予定だ。

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