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よくクルマに貼ってある「目玉」ステッカーの正体は? 日米のカスタム・カルチャーをつなぐ秘められた物語

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: MOONEYES/勝村大輔/Auto Messe Web編集部 竹内耕太

アメリカ風味なカスタムカーで定番のアイコン

 鮮やかな黄色い丸に目玉のイラストと「MOON」の文字。このシンプルだがインパクトのあるステッカーは、クルマがらみのショップやイベントだけでなく、街中などでも多くの人が目にしたことがあるはずだ。今回はそんなステッカーのルーツを探ってみた。

目玉のステッカーはMOONEYESのロゴマーク

 多くの人が目にしたことがあるであろう、黄色い地に目玉のイラストに「MOON」の文字のロゴマーク。カスタムしたクルマやバイクなどにステッカーとして貼られているのはもちろん、Tシャツやキャップ、バッグなどのアパレルにもこのロゴを見ることができる。ところがこのステッカーがどんな意味合いを持っているのかを知っている人は少ないはずだ。

 まずはこのステッカーの出所について。アメリカのブランドだと思っている人が多いと思うが、半分正解で半分不正解。元々はアメリカで誕生したロゴマークなのだが、現在管理をしているのは横浜の「MOONEYES(ムーンアイズ)」だ。黄色い地に目玉のイラストが描かれたこのロゴマークは、「アイボールロゴ」、中の目玉のみが「アイシェイプ」と呼ばれる。じつはこのアイシェイプやアイボールロゴには、半世紀を超える歴史と太平洋を挟んだ長いストーリーがあったのだ。

70年前にさかのぼるアイボールロゴの歴史

 このアイシェイプロゴの歴史は意外にも古い。じつは元々このイラストを発案したのは、カリフォルニアで自動車のカスタムショップを営んでいたディーン・ムーン氏だ。若い頃からレース用の部品を製作していたディーンは、オイルラッシュで沸いていたカリフォルニア郊外のサンタフェスプリングで両親が営んでいたカフェの近くでスピードショップをオープン。そんなディーンが1952年頃にクルマの側面に描いた目玉のイラストが原型となっているそうだ。

 ちなみに目玉のロゴに合わせられる文字は、1960年代後半まで「MOON Equipped」で、その後「MOON」へと、時代に合わせて変遷している。

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