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車中泊に向いているのは「デリカD:5」? それとも「アウトランダーPHEV」?? プロがジャッジする三菱車対決のゆくえとは

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

デリカならベッドにも座敷にもなる広さ

 一方、デリカD:5の場合は、2列目ベンチシートで可能になる2名乗車時の2/3列目席フラットモードがある。2列目席の背もたれをほぼ水平まで倒し、3列目席の座面とつなげ、さらにヘッドレストを外した3列目席のシートバックをこれまた水平に倒してやるアレンジだ。

 これだとベッド長が約2000mm、最小ベッド幅は約1200mm、お座敷としての天井高も約1050mmもあり、さらにほぼ水平に倒した3列目席シートバックの下が収納になる使い勝手の良さまで得られるのである。2フラット化した2/3列目席は多少の凸凹はあるものの、シートクッションが効き、そのままでも簡易ベッドとして寝られないこともないレベルとなる。

 もちろん、薄手のマットを敷いてやればさらに快適に寝られるだろう。ミニバンならではの車高、室内高の高さから、フラット化した車内がベッドルームとしてだけでなく、座って寛げるお座敷的に使いやすいのもデリカD:5ならではだ。三菱デリカD:5の室内

 しかも、1列目席はそのままだから、何かあってもすぐに運転、出発できる安心感もある。大きく長く開くテールゲートはほぼ水平に開くため、雨を凌げるタープとしても利用できるからばっちりだ。

 ラゲッジフロアが地上620mmと、世界のステーションワゴンの平均値と同じだから、ラゲッジフロア後端をテールゲートの屋根付きのベンチのように使えるところも最高ではないか!!

 というわけで、荷物の積載性、車中泊性能としてもアウトランダーをリードするデリカD:5だが、ひとつだけ、アウトランダーに敵わない点がある。それは最新のアウトランダーが全車PHEV化され、全グレードにAC100V/1500Wコンセントが備わるところだ。

 車内外で1500Wまでの家電品が使えるのはとても便利で、アウトドア、キャンプ、車中泊をより快適にしてくれることは間違いない。

 つまり、車中泊に特化していえば、車内のベッド化、お座敷化という点ではデリカD:5が断然有利。走破性を含めてほぼ理想的なアウトドア、キャンプ、車中泊カーと言っていい。

 しかし唯一、電気の供給という点ではPHEVのアウトランダーとなる。ないものねだりですが、デリカD:5のPHEVがあればもう完璧なんですけどね……。三菱さん、次期デリカD:5でぜひ! アウトドア派、車中泊派ユーザーが狂喜乱舞しますよ!!

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