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「強化クラッチ」はノーマル車でも効果アリ! 無改造でも装着をオススメしたい理由を教えます

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TEXT: 佐藤 圭  PHOTO: AMW編集部

  • クラッチ装着イメージ

  • 銅を混ぜたカッパーミックスタイプのクラッチディスク

  • クラッチキットのイメージ
  • クラッチ装着イメージ
  • クラッチ装着イメージ

純正品は大幅なパワーアップに耐えられない

 パワーアップしたMT車やサーキットを頻繁に走るクルマなら、必ずといっていいほど導入しているアイテムが強化クラッチだ。

 エンジンのパワーをトランスミッションに伝達するのがクラッチで、純正はあくまでもノーマルや街乗りを想定したキャパシティ。大幅にパワーアップした車両やスポーツ走行では、クラッチが「滑る」という症状を招いてしまい、パワーを活かし切れないケースが往々にしてある。

最近は純正品同等の扱いやすい強化クラッチも増えた

 そこで登場するのがメタルクラッチやツインプレートといった強化品。エンジンの出力や用途に合わせてさまざまな製品がリリースされているが、多くの人は「半クラッチが使えない」とか「ペダルが重い」など、高性能とトレードオフに扱いにくい印象を抱いているだろう。

 もっとも近年は十分な摩擦力や圧着力を備えながら、ノーマルに近い感覚で使える強化クラッチも増えた。とくに非メタル系のシングルプレートは重さを含むペダルのフィーリングが純正と同等、さらに半クラッチも当たり前のように使えるため坂道発進や渋滞でも苦労しないと、クセが強く乗り手を選ぶ昔ながらの強化クラッチを探すほうが難しいかもしれない。

クラッチキットのイメージ

強化クラッチの特性がノーマル車でも生きることもある

 そして材質や使い方による違いこそはあるものの、強化クラッチには伝達能力のほかにも利点がある。ひとつは耐久性の高さ。クラッチは操作するたびに摩擦剤が少しずつすり減っていくが、ハードな走行を前提とした強化品は耐摩耗性に優れており、純正ならすぐに寿命が尽きてしまいそうな操作にも耐えられる。

 もうひとつはクラッチの切れや繋がりがよく、素早いシフトチェンジが可能になること。街乗りでは関係ないと思うかもしれないが、クラッチのレスポンスがよければ人馬一体感も高まり、スポーツカーの魅力をより引き出してくれるはずだ。

クラッチディスクの素材によって特性が変わる

 最後にクラッチの素材による違いを手短に説明したい。純正と同じノンアスベストは極端なハイパワーに対応しにくいため、街乗りがメインでたまにスポーツ走行を楽しむユーザーにオススメ。強化クラッチの定番であるメタルは高い伝達能力と耐久性、フィーリングのよさまで兼ね備えており、昔から人気が高い。

 ペダルの重さや半クラッチの使いにくさに関しても、上で説明したとおり最近の製品であればだいぶ解消されている。カーボンは素材が軽いためレスポンスとシフトフィーリングに優れており、伝達能力も十分だが価格が高くなりがちなのが難点といえば難点だ。カッパーミックスはノンアスベストに銅を配合しているのが特徴で、扱いやすさ/伝達能力/価格のバランスが最大の魅力といえる。

※ ※ ※

 昔ながらのネガティブな印象が払拭されつつある強化クラッチ。仮にチューニングやサーキット走行の予定がなくとも、純正クラッチが擦り減って交換の時期が近いようなら、数々のメリットを備えた最新の強化品を選ぶのもアリだろう。

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  • 佐藤 圭
  • 佐藤 圭
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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