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なぜ強化クラッチが必要? 予算にあわせた素材とプレート枚数・導入メリットを解説

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

  • クラッチ交換のイメージ

  • クラッチの内部構造
  • クラッチ交換のイメージ
  • クラッチペダル操作
  • クラッチディスクの枚数のイメージ

大幅な馬力アップの際に必要と強化クラッチとは?

 チューニングをしていく上で、パワーアップと同時に交換することになるのがクラッチだ。なぜ交換する必要があるのか? あらためて解説していこう。

クラッチは摩耗すると動力を伝達しにくくなる

 MT車でよく聞く「クラッチが滑る」という言葉。果たしてどんな現象を指しているのだろうか。クラッチはエンジンとトランスミッションの間にあるパーツで、エンジンの動力をトランスミッションへ伝えることが役目だ。

 通常の走行時はクラッチをフライホイールに圧着させることで動力を伝達し、変速するときはクラッチを切って(ペダルを踏む)動力を一時的にカットする。フェーシングと呼ばれるクラッチの摩擦剤は使えば使うほど擦り減ってしまう消耗品であり、圧着力が落ちるとアクセルを踏んでエンジンの回転は上がるのに速度は伸びないという症状が発生。それを一般的に「クラッチが滑る」と表現し、放置すると悪化し最後は走行不能に陥ってしまう。

クラッチペダル操作

 とくにクラッチが滑りやすいのはエンジンのパワーを上げた車両や、サーキットのスポーツ走行などでクラッチを酷使しがちな車両。滑ってしまったら交換するしか手はないのだが、上記のような車両では強化クラッチを使いたい。耐久性の高さはモチロン動力を伝達する能力にも優れており、昔からチューニングカーでは必需品といえるアイテムだ。

大きく分けて4種類の素材が存在

 では強化クラッチにはどんな種類があるのだろう。まず素材で代表的なのは純正と同じノンアスベスト、そして強化品の定番といえるメタルやカーボン、さらに銅を配合させたカッパーミックスなど。

クラッチの内部構造

 ノンアスベストは半クラッチを含めた扱いやすさが魅力だが、ハイパワーには対応し切れないのでローパワー車、街乗りメインでたまにサーキットという人にオススメだ。

 メタルは高い伝達能力とフィーリングに耐久性を兼ね備えるが、半クラッチが使いにくかったりペダルが重くなってしまう。もっとも最近は純正と変わらないフィーリングの製品もあり、メタルだから扱いにくいといった負のイメージは覆されつつある。

 カーボンは軽量でレスポンスやシフトフィーリングもよく、伝達能力も優れているが、ほかの素材に比べて高価になりがち。

 カッパーミックスはノンアスベストを主としながら銅を混合することで、扱いやすさと伝達能力と価格をバランスしたオールマイティな特性だ。

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