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熱湯をかけてはダメ! フロントウインドウの「霜」を手早く除去する方法をお教えします

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: AMW編集部

クルマ側に装備しているメーカーもある

 世の中には、もっと便利に、自身でスクレーパーや解氷剤を寒い中で使うことなく、フロントウインドウの凍結、霜を素早く除去してくれるクルマの機能、装備がある。

 それが、ランドローバーやMINI、北欧のボルボなどに用意されている「ヒーテッドウインドスクリーン」という機能だ。ディスプレイやセンターコンソールなどにある、「フロントウインドウのマーク+上向き波線の矢印」があるスイッチをONにすれば、ヒーテッドウインドスクリーンが作動(ウインドウほぼ全面に機能)する。

 フロントウインドウにある熱線によって、解氷、霜取りしてくれるのだ。デフロスターと同時に作動できるモードがあれば、より効率的にフロントウインドウの凍結除去、視界の確保が可能になるというわけだ。

 また、日本車でも、フロントウインドウ下端に配された熱線による、ワイパーディアイサーなどと呼ばれる、熱線でワイパーブレードの凍結による張り付きを解消してくれる機能が、寒冷地仕様車の多くに採用されている。

 都会に住んでいても、雪国に出かける機会の多いクルマなら、それ以外の部分を含めて寒冷地仕様を注文する価値はある。だが、それだけではフロントウインドウ全体の凍結、霜には対処できない。ところが、例えばホンダeには、フロントガラス前面に熱線が走るフロントガラスディアイサーが標準装備されているのだ。

 寒冷地に、シティコミュターとしてのバッテリー容量しか積んでいない電気自動車が向いているかはともかく、ヒーテッドウインドスクリーンやフロントガラスディアイサーが付いているクルマならば、車外からの解氷、霜取り作業なしで、フロントウインドウの凍結、霜を除去することが楽々可能というわけである。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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