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ドアに挟むだけで剛性アップは本当? GRからリリース「ドアスタビライザー」は魔法のパーツでした

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: TRD/AMW編集部

段差を超えたときにわかる“しっかり感”

 トヨタ車向けにGRパーツとして用意されているのが、ドアスタビライザーだ。以前はTRDから出ていたが、ブランド変更して販売されている。登場時、簡単だけど効果絶大として話題になったパーツだが、そもそもなぜ効果があるのだろうか。

ドアが強く固定されるだけでメリットが増える

 クルマのドアというのはよく考えたら、取り付けが甘い。一般的にヒンジ部分は上下の計2カ所で止められていて、ドアは開閉させるパーツなので、剛性自体はあまりない。反対側のストライカー部分は1カ所のみで、歯が噛み合うような構造なのでこちらもガッチリと固定するものではない。全周を押さえているのはゴムで、これは固定というよりも雨や風の進入を防ぐのが目的だ。

 ここに着目したのがGRのドアスタビライザーで、ストライカー部分に厚みをもたせてやることでドアをより強く固定するというのが効果発揮の理屈だ。ドアがより強く固定されるだけで、コーナーや段差を越えたときのしっかり感が増したり、ドア自体のブレが減ることで、スピーカーの音もよくなるなど、効果は多岐にわたる。

小さくても効果は大きい

 じつは最近は、どのメーカーのドアの固定に着目している。閉めた際、つまり走行時によりしっかりと閉まって固定されるように工夫を凝らしているのだ。そのいい例が、ドアの下端に付いている突起で、ボディ側を見ると受けが用意されおり、閉めると噛み合うため、今までにない部分での固定が可能になる。

 これもドアスタビライザーの一種で、開発者担当者に聞くと、やはり走行時のしっかり感アップや騒音の減少など、小さいながらも効果は大きいとのこと。安価にできる対策だけに、これからも増えていくだろう。一度、改めて見てみると、愛車にも付いている可能性は高い。

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