フランクフルト市内を観光
ニュルブルクリンクでの取材のため、フランクフルト・アム・マインへ向かった池ノ内みどりさん。前回は鉄の橋を渡り、フランクフルトの街を散策しながら名物の「アップルワイン」を味わいました。今回は市内のレーマー広場を散策し、ホテルへ戻ることに。旅の続きをお届けします。
ミュンヘンとは異なるフランクフルトの雰囲気
ニュルブルクリンクへ取材に向かう途中、フランクフルト・アム・マインを久々に歩いてみました。都会らしいスカイラインと旧市街のコントラストが、なんとも雰囲気がいいですね。東京に比べるとずいぶんと少ない高層ビルですが、ドイツではここフランクフルトが唯一の存在かもしれません。
ドイツ国内とはいえ、私の住む南ドイツのミュンヘンとは雰囲気が大きく異なります。とくにフランクフルト中央駅付近は、異国情緒たっぷりです。治安はあまり良くないので、気をつけた方が良いかもしれません。
じつはドイツにはフランクフルトが2つあるのです。ひとつは大きな国際空港のあるフランクフルト・アム・マイン、もうひとつは北東ドイツのベルリンの外れにあり、ポーランド国境にあるフランクフルト・アン・デア・オーダーです。同じ地名のため、それぞれに流れる川の名前を付けて表記します。日本のみなさんが旅行などで行くのはフランクフルト・アム・マインで、マイン川が街の中心地を流れています。
フランクフルトの地下鉄はカラフル
フランクフルト市内のレーマー広場は木組みの伝統的な建物が立ち並び、中世にタイムスリップしたような感覚になりそうでしたが、賑やかなお土産屋さんが立ち並んでいてそんな気持ちもすぐに引っ込みました(笑)。この日はフランクフルト中央駅に到着してからホテルを見つけるのに少し手間取ってしまい、行きたかったゲーテ博物館は閉まっていました。
アルプスの少女ハイジが住んでいたフランクフルトのゼーゼマン一家、クララのお家のモデルになったのがゲーテ博物館に隣接するゲーテハウスだそうで、見てみたかったのです。確かにフランクフルトの中心地は大きな建物が立ち並んだ都会ですから、ハイジはきっと寂しかったでしょうね。

このレーマー広場を中心にぶらぶらと散歩をし、日没とともに地下鉄に乗ってホテルへと戻りました。地下鉄もミュンヘンとは違ってカラフルでオシャレ。日頃ミュンヘンでも自転車道を走っていますので、ほかの都市へ行っても自転車道の事情がやっぱり気になってチェックしてしまいます。フランクフルト市内も交通渋滞が激しいので、きっと自転車の方がスムーズに移動できる気がします。
魚のスープとフライで至福のひととき
そろそろ夜ご飯の時間。ウィーン在住のライターの友人が、以前からオススメしてくれていた魚がメインのインビス(ファストフード)を思い出し、住所を送ってもらったところ、宿泊しているホテルのすぐそばでした。メニューの種類はあまり多くありませんが、なかなかおいしそうです。まずは魚のスープを。ちょっとぬるかったのが残念ですが、おいしくいただきました。
海老は売り切れとのことでしたが、小イワシとイカのミックスフライを注文しました。ちょろっとお醤油を垂らしてマヨネーズがあったらもっとおいしかったかもしれません(笑)。七味もいいですね。外国に何年住んでいても、日本人だということを実感します。







































































