内装は徹底的に張り替え
しかしドアはあえて開けない
内装は質感が高い、ワインレッドとベージュのエクセーヌ生地で総張り替え。渋いエクステリアに合わせ、アダルトなカラーをセレクトした。
内装の張り替えは、三重県の「スプレンダー」が担当。シートにはゴージャスなダイヤキルトをあしらい、プレミアムな空間に仕立てた。ベージュは純正の内装色に合わせ、アクセント的に使用。ネックパッドもワンオフし、オデッセイ時代からお世話になっている「ゴマガレージ」のロゴを入れる。
ダッシュボードもエクセーヌで張り替え。パネルはもともとウッドだったが、「ワインに合うと思ったから」光沢感のあるピアノブラックでペイント。天井もワインのエクセーヌ張り。センターにダイヤキルトのラインを通す。スカッフプレートまで抜かりない。
乗り降りする際に汚れが付きやすい部分だが、非常にキレイ。センターコンソールのフタに、「ゴマガレージ」と「スプレンダー」の刺しゅう。ステッチカラーはゴールドを使う。
内装をやっているとイベントでドアを開けてアピールしたくなるが、渡辺クンは一度会場に並べたら絶対に開けない。ウインドウすら下げないのだ。
「黒いボディによる、この『塊感』を見て欲しいからドアは開けない。あくまでもメインは外装です」。
「最初の仕様が完成してから2〜3年が経った今も、『カッコいい』と言ってもらえるのは嬉しい。そういう声は、イベントに出さないと聞くことはできないですからね。自分のクルマが、どう評価されるか試したい。だから僕は、イベントに行くんです」。
渡辺紳矢(A型・製造業)
塊感を重視してトランクオーディオもやらない。「もし作ってもトランクは開けないと思う」。イベントで見かけたら、今の仕様に対するコメントが欲しいとか。
「辛口でもいいので、率直な意見を聞かせてください!(笑)」。
レクサスGS350(平成18年式)
●エアロ:(F/S/R)JOBデザイン加工 ワンオフカーボン仕様 ●フェンダー:ブリスターフェンダー(F)5cm(R)8cm アーチ上げ(F)6cm(R)10cm ●グリル:19GS450h後期用 ●ヘッドライト:インナーグリーン ●フォグランプ:ブレーン ●ボディカラー:オリジナルゴマブラック ●ホイール:レオンハルト・リッター 20inch(F)10Jマイナス32(R)11.5Jマイナス70 ●タイヤ:ナンカン(F)245/30-20(R)275/30-20 ●足まわり:イデアルD2エア ●アーム:(F)ナギサオートアッパーアーム、キャンバーアダプター(R)ナギサオートアッパーアーム、トーコンロッド ●キャンバー角:(F・R)11度 ●ブレーキ:イデアル(F)8pot/380φ(R)6pot/356φ ●マフラー:ゴマガレージワンオフ84φ4本出し ●外装その他:IS F風フェンダーダクト、ベンツダクト入りボンネット ●室内:エクセーヌ張り替え(シート・ステアリング・ダッシュボード・ドア内張り・天井・ピラー・フロア)、パネル類ピアノブラック
VIP STYLE 2017年8月号 ¥650
交通タイムス社
(レポート:VIPスタイル編集部)