ポルシェ・マカンにホイールを履かせただけでこの色気が出せるなら、クルマのチョイス、そしてイジり方も完璧にハマっているといえるだろう。つまり、街に馴染むスタイルアップというのは、その接点を見出す行為であり、そこに意外性やセンスを込める遊びなのだ。
画像はこちらこのデモカーの意外性は、SUV×レイズ・ボルクレーシングという振り切った組み合わせにある。いまやカレラ×ボルクはスタンダードとなっているが、街中をメインステージとするマカンにとっては、ボルクレーシングを履くのはいささかハードではないかと思わせた。
しかし、実車を前にしてそれが杞憂であり、なおかつこれまでのSUVカスタムにはなかった艶っぽさが漂い、そのスタイルに見入る結果となった。
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レイズのオリジナルシリーズがサーキットを前提に設計したものだとすると、Gシリーズは最上級のスポーツ性能とスタイリッシュな装いの両立こそがテーマだ。
なかでも「G27」は、鍛造ホイールとしては掟破りともいえるセンターパッケージを採用し、ディスク上からホイールナットまで消し去ることで、かつてないクリーン&クリアな造形を実現した意欲作といえるだろう。
画像はこちら ヌケのいいデザインを追求した結果、鍛造スポーツホイールとしては異例のセンターパッケージ方式を採用。サイズ毎にコンケーブ量の異なるフェイスを用意するさらに“20インチでは小さい、でも22インチではデカ過ぎる”マカンにジャストな21インチの設定や、ゴールドクリアで仕立てたオプションカラーの効果も加わり、意外性があり、華やかさもある足元を作りあげている。なによりデザインもパフォーマンスも申し分なしと、なにもかもが相応しいマッチングに仕上がった秀作といえるだろう。
次のスタンダードサイズとして注目される21インチを設定。最新スポーツモデルを華やかに飾るために、最適なサイズを求めた結果、ボルクとしては異例の大型化に至った
黒系シルバーにゴールドクリアを重ね塗りしたハイパーゴールドを装着。スポークサイドは下地を透かして陰影を付け、リムのDC加工でキラメキ度をアップ
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レイズ TEL06-6787-0019 www.rayswheels.co.jp
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