エコに貢献! 軽量化の波はついにタイヤへ到達か【東京モーターショー】


燃費や走行性能の向上に期待できる!?
横浜ゴムが25%の軽量化を実現

東京モーターショー2017は、サプライヤーのブースもおもしろい。
そのひとつ、「横浜ゴム」のブースで発見したのは軽量化設計の『BluEarth-air EF21』だ。バネ下を軽くして走行性能の向上が見込める、今後のサイズ展開にも期待したい新発想タイヤだった。BluEarth-air EF21 東京モーターショー 横浜ゴム タイヤ

日本の走り好きにとって、「横浜ゴム」はニッポンが誇る注目のタイヤメーカーだ。ここで紹介するのはアドバン・ネオバのようなスポーツタイヤではない。しかし、今後注目すべき技術が盛り込まれていた。
タイヤの名前は『BluEarth-air EF21(ブルーアース・エアー・イーエフ・ニーイチ)』。
この名前に込められているのは、”エアー=空気”のように軽いということだろう。もともと「BluEarth」シリーズのテーマは、“環境性能のさらなる向上+人に、社会にやさしい”というものだ。つまり今回の『BluEarth-air EF21』も基本的にはエコタイヤ。燃費向上を目的として、軽量化しようという発想である。BluEarth-air EF21 東京モーターショー 横浜ゴム タイヤ

横浜ゴムの最新の軽量設計技術を盛り込んだのが最大の特徴。
薄く、かつ高剛性な構造とすることで、不必要な部分を削ぎ落とすことに成功している。従来品である『ADVAN dB V551』の同サイズと比較したところ、じつに25%の軽量化を実現したという。さらに新開発の専用コンパウンドと製先端のゴム混合技術を採用することで、ころがり抵抗は「AAA」、ウェットグリップ性能は「a」という最高グレードを獲得しているのだ。BluEarth-air EF21 東京モーターショー 横浜ゴム タイヤ

タイヤ1本につき25%の軽量化というのは、バネ下重量を考えるとかなり影響がある。燃費はもちろん、走行性能にも大きく貢献してくれるはずだ。実際に手に持って比較したところ、体感できるほどに軽さを感じた。これが1台分(4倍)となれば、かなり走行性能に影響があると実感したほどだ。BluEarth-air EF21 東京モーターショー 横浜ゴム タイヤ

なお、開発したサイズは205/55R16 91Vの1サイズ。こちらは2017年中に限定発売が予定されている。残念ながら現状では、サイズ展開の広がりはないとのこと。
しかし、こういった軽量タイヤを作り出す軽量設計技術や新たなコンパウンド・ゴム混合技術を「横浜ゴム」が手に入れたという事実はこれからも変わらない。つまり、環境だけでなく、速さや走りを楽しむための軽量タイヤというものも、いつ開発されてもおかしくない。例えば、日産GT-Rのような重量級モデルで軽快な走りを手に入れる。ホイールと共にタイヤを軽くしよう、というチューニングも絵空事ではなくなるはず。
ぜひ、タイヤの軽量化という流れは今後加速していくことを望みたい。