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24時間を戦い抜く耐久レース、参戦チームが語る「灯火類のこだわり」

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クラスで変わるレギュレーション、
チームの工夫が随所に施される

富士スピードウェイでは50年ぶり、日本国内で見ても10年ぶりとなる24時間耐久レースが、好天に恵まれた6月2日開幕。
「ピレリ スーパー耐久シリーズ2018」の第3戦、『富士SUPER TEC 24時間レース』がそれだ。今や世界的にも人気沸騰中のFIA-GT3車両からフィットやデミオをチューニングしたコンパクト・ツーリングカーまで、計52台が富士を舞台に24時間走り続けるとあって多くの観客が詰めかけ、ピットウォークはまるで芋の子を洗うようほどの人気ぶりだ。

ところで、24時間レースと言えば、何時にスタートしたとしても、丸丸一昼夜走るわけで、当然ナイトセッション=夜間走行がある。本番に備えて富士スピードウェイではテスト走行を実施。夜間の照明施設を充実させてきたが、走る方も、多くのチームでマシンに補助灯を追加装着している。上位クラスのFIA-GT3やGT4、あるいはTCRなどは規則によって、車両を勝手に改造することが許されておらず、用意されている純正パーツ…、耐久レース用の“エンデュランス・パック”を装着するだけ。とはいえ、NISSAN GT-R NISMO GT3の補助ランプは、チューニング/カスタマイズの参考にもなる仕上がりだった。
一方、大小様々のツーリングカーが範疇となる下位クラスでは『4灯まで』と、そのレギュレーションも大らかで、取り付け位置も含めてそれぞれ工夫の跡が窺えた。今風なLEDを組み込んだパネル状のものも少なくなかったが、ラリーで知られるクスコのトヨタ86は、まるでラリー車のようにボンネットの前端上に「IPF」製補助ランプを4連装。メカニックいわく、霧が出た場合のことを考えると高い位置から下向きに照らすのが大事です、とのことだ。
また、ヘッドライトの光軸をサイド方向に振ったセッティングをした車両も。ドライバーに聞くと「ウチのマシンには(補助灯が)追加されていませんが、特に暗いとは感じてない。ニュルブルクリンクなどではもっと暗いですからね(蒲生尚哉選手)」との声も聞かれる一方で、ST3クラスのレクサス IS350をドライブする新田守男選手は「マシンを走らせるだけなら何も問題ないけど、後ろから明るいライトで近付いてきたら”GT3″が来た!って避けてくれる。もちろん、気づかせるには明るい方がいいですよ」。

視界、安全性、さらにマシンの存在を示す。24時間耐久レースの世界で、”ライトの役割”は非常に重要なものであった。

 

(レポート:原田 了)

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