ブレーキパッド&ローターの「使い切り」は危険!交換時期の正しい目安とは (1/2ページ)

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ブレーキパッド&ローターの「使い切り」は危険!交換時期の正しい目安とは

ブレーキパッドの残量が半分以下になると
摩耗スピードは二次曲線的に早くなる

ブレーキパッドやブレーキローターは、新品時の半分以下まで摩耗すると制動時の熱がブレーキキャリパーやブレーキフルードなどに伝わりやすくなり、ベーパーロック(ブレーキフルードが沸騰)を起こしたり、キャリパーのブレーキシールの劣化を早めるなど安全性を大幅に低下させることになる。

「半分も残っているともったいない」気持ちもあるだろうが、サーキット走行をする人はもちろん、ワインディングロードなどをスポーティに走る人も早めに交換するが重要。とくにブレーキパッドは摩擦材の残量が半分以下になると、摩耗速度がそれまで高まるので、予想以上に早く使用限界を迎えてしまうのだ。

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ブレーキは、クルマが走行するといった運動エネルギーをブレーキパッドとブレーキローターによって熱エネルギーに変換して、大気放出することで制動力を発揮する。
当然のことながら速度が高くなれば運動エネルギーは大きくなるので、ブレーキには高い放熱性が求められるわけだ。ブレーキ画像はこちら

ここで注目してほしいのが「熱の放出」だ。
スポーツモデルのクルマが大径ブレーキローターを採用するのは、表面積が広く走行風などが当たりやすいため、ローターとパッドの摩擦で発した熱を放出しやすいからだ。
ベンチレーテッドディスクは、ローター側面に穴を空けることでソリッドタイプより表面積を広くして冷却性能を高めている。また高性能スポーツカーで採用されているローターのスリットやドリルド(穴)も同様な理由だ。

画像はこちらところが、ブレーキパッドやブレーキローターが摩耗してくると、熱の放出が悪化するなどが理由にブレーキシステムへ熱害を与える可能性が高まるのをご存じだろうか?画像はこちら

ブレーキローターは、摩耗して薄くなると熱を蓄える容量が少なくなるので、新品時に比べると高温になりやすい。
薄いフライパンと熱いフライパンを火に掛けたときのことをイメージすれば、分かりやすいだろう。
もちろん厚みが減るため表面積も減少しているので、放熱性も落ちている。ブレーキ画像はこちら

摩耗しているか否かは、ローターのフチの段差をチェック。クレジットカードの厚み(約1mm)くらいの差ができていたら交換すべきだろう。ブレーキ画像はこちらもちろん、ハードブレーキングを繰り返しできてしまったヒートスポットやクラック(ひび)などが入っていたら、例え摩耗限界前でも交換すべきだ。ブレーキ画像はこちら

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