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機能美を感じるパラリンピックの選手を支えるスポーツ用品

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無駄を徹底してそぎ落とし、
勝利のために作られたツール

2018年10月10日(水)~10月12日(金)の3日間、東京お台場にある東京ビッグサイトでは、45回目を数える「国際福祉機器展 H.C.R.2018」が開催。
今回は、新たに設けられた東7ホールの奥に用意された特設会場でパラスポーツ(障害者スポーツ)を紹介するコーナーが設けられていた。

ここはパラスポーツを見て・知って・体験することができるコーナー。アスリートのトークショーや、ウィルチェアーラグビーや車いすバスケットボールのデモンストレーションと体験会が行われ、毎回多くのギャラリーが集まっていた。

また、パラスポーツの競技写真や使用されている機器・用具を展示するコーナーも用意。実際にトップアスリートたちが使用するツールは、やはりだれもが使う一般的なものと異なり、それぞれの競技のために、不必要なものをそぎ落とした機能美のような美しさもある。

義足エンジニアの遠藤謙博士が代表取締役を務める「Xiborg(サイボーグ)」は、健常者のアスリートのチャンピオンよりも速く走ることを目指して開発されている競技用義足、カーボン繊維強化プラスチック製の板バネで、Xiborg Genesis(ジェネシス)と、その後継機種であるXiborg ν(ニュー)の2種類を展示。
さらに、それらの義足用のスパイクソールも出展されていた。

義足用のスパイクソールは、スタート時のダッシュをより素早く行えるよう「アシックスジャパン」との共同開発したもの。義足の前部内側により力を込めて、推進力を発揮できるようにソール上部のクッション材に傾斜をつけ、前部内側にスパイクピンを密に配置しているのが特徴だ。

レース用車いすは、キャンバーのついたリアホイールに、フロントホイールを前方に伸ばしたメインフレームを持つ前後に長い独特の形状の3輪モデル。純粋に速さを追求するため、空気抵抗を軽減し、乗車姿勢も前傾姿勢となり、操舵はフロントタイヤで行うこととなる。

フレームも軽量化を実現しており、ここでは「日進医療器(愛知県北名古屋市)」のアルミフレームモデルのNSR-A01を展示。同社では他にもメインフレームにカーボンを使用したNSR-C02/C03もラインナップしている。

レース用車いす同様、キャンバーのついたホイールと、リアにキャスターを備え、フロント側にバンパーを備えたこれは、バスケットボール用の車いす。
展示されていたのは、「松永製作所(岐阜県養老郡)」のB-MAX TK。松永製作所は、日本車いすバスケット連盟のオフィシャルサポーターであり、イギリスの車いすバスケットボール代表チーム「British Wheelchair basketball」との2019年から4年間のオフィシャルサプライヤー契約を8月に締結してもいる。

このような展示を見ていると、2020年の東京パラリンピックに参加するトップアスリートにはガンバってもらいたいと改めて感じさせられる。

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