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ディーラーオプションのカーナビを選ぶメリットとは

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TEXT: 山本晋也  PHOTO: Auto Messe Web編集部/トヨタ

バックカメラなど安全装備は
市販ナビでも接続できる

 地図データのアップデートの速さや、リアルタイムの渋滞情報に対応したルート検索といった能力では、スマートフォンをナビとして利用するほうが優秀という声も少なくないが、いまだにカーナビは必須アイテムというドライバーは少なくない。それはバックモニターやアラウンドモニターといった運転支援システムを便利に使うには、やはり純正系のナビシステムをつけておくほうが有利だからだろう。

 その純正系ナビシステムには、ラインオプションとも呼ばれるメーカーオプション(車両の注文時に装着しないと後付けできないシステム)と、市販品をベースにメーカー独自のテイストにしたディーラーオプションの2つに大きく分けることができる。

 メーカーオプション系ナビシステムのメリットは、車種ごとの専用設計となっていることによりインパネのデザインを崩さないことが挙げられる。また、最新のプリウスが設定しているような縦長の大きなナビ画面はメーカーオプションでしか選ぶことができない。ディーラーオプションのナビは基本的に市販品をベースとしているため、いわゆる2DINサイズとなってしまうことが多く、画面サイズが制限されることが多いからだ。

 とはいえ、ディーラーオプションも人気車種であれば専用設計とするので、メーカーオプションに引けを取らないアイテムを見つけることもできる。たとえば、トヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイアに設定される10インチナビは、完全に車種専用設計となっている。また、スバルのディーラーオプションナビも自社専用の筐体とすることで、まるでメーカーオプションのような雰囲気に仕上がっている。

 こうした、専用設計のディーラーオプションナビが存在している理由は、ナビ自体の性能においてディーラーオプションとしておくほうが有利だから。いずれのナビにしても設計や生産を担当しているのは電機メーカーだが、開発スケジュールの関係でメーカーオプションよりディーラーオプションのほうが有利で(進化が早い)、後者には新しいナビシステムを載せやすい傾向にある。

 ただ、その意味では自動車パーツ量販店などで売っている電機メーカーのブランドを掲げた市販ナビのほうがシステムとしては新しい。ナビとしての性能や価格のことを考えれば、ディーラーオプションナビよりも市販ナビにメリットがあるのだ。

 そうはいっても、バックモニターなどを有効活用するにはメーカー系のナビシステムしか選択肢がないと思ってしまうかもしれないが、さにあらず。サードパーティーから純正カメラと市販ナビを接続できるアダプター類が発売されている。そうしたアイテムを利用すれば、便利なカメラモニター機能と最新のナビを両立することができるのだ。

 ただし、エアコンの操作系などもナビの画面で行なうことが前提のクルマではメーカーオプションナビしか選択肢がないことも少なくない。コネクテッド機能を持っているクルマも選択肢は制限される。また、最近ではディスプレイオーディオの設定としておいて、ナビ機能はスマートフォンを利用するというクルマも増えている。ディスプレイは必要だが、カーナビ機能を内蔵していないヘッドユニットが多数派になるかもしれない。

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