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VWゴルフとup!に高出力エンジンを搭載するスポーティモデル「GTI」を追加

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TEXT: Auto Messe Web編集部

台数制限なしの特別仕様、up!は6速MTを搭載

 フォルクスワーゲン(以下VW)は、ホットハッチ“GTI”シリーズを拡充し、特別仕様車として、『up! GTI』と『Golf GTI Performance』の販売を開始した。いずれも1976年以来、VWが世に送り出してきたGTIの正統なる血統として注目すべき存在だ。

 GTIシリーズは、VWが持つ技術によって革新し続けてきたモデルで、同ブランドのスポーツイメージを象徴する存在であることは言わずもがな。ゴルフに続きポロ、そしてup!に特別仕様車としてGTIが設定され、2019年モデルでもGTIシリーズが3タイプ揃うことになる。

『up! GTI』は2018年に限定モデルとして導入。コンパクトなボディサイズにスポーツチューンされた機敏な足まわりを奢り、マニュアルトランスミッション専用車という希少性も相まって話題となり、600台の限定モデルまたたく間に完売した。

 今回の特別仕様車として登場した『up! GTI』は、2018年モデルの装備に加え、新たにリヤビューカメラや、力強い低音から澄み渡る高音まで楽しめるプレミアムサウンドシステム「beats sound system」を採用。持ち味である走りに加え、安全性と快適性の向上が図られている。 

 搭載する1リッター直3ターボエンジンは、116PS/200Nmを発揮。6速MTを駆使してスポーツドライブを思う存分楽しむことができる。車内は、GTI伝統のタータンチェック柄のシートやレッドステッチをあしらったレザーマルチファンクションステアリングホイール、そして真っ赤なダッシュパッドによって赤と黒でカラーコーディネートされ、こちらも特別感満点だ。

 また、新色の「タングステンシルバーメタリック」を設定。スポーツモデルらしい精悍さを際立たせるとともに、スペシャル感を演出する。

 もう1台の特別仕様車「Golf GTI Performance」も、2017年10月に500台限定で発売されたモデルの再登場版。up!と同じく、好評だった足まわりやエンジンはそのままに、専用19インチアルミホイールを新たな装備としてプラスしている。

 パワーユニットは、専用チューニングによって標準のGTIより15PSの出力アップを図った「2.0TSIエンジン」(最高出力245PS)を搭載。トランスミッションは7速DSGが組み合わされ、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックや大径ブレーキディスクといったアイテムを装備している。

 インテリアにはスポーティな専用シートトリムを採用し、視覚的にもスペシャルモデルであることを感じられる仕様としている。

 両モデルともに、個性的で扱いやすさがウリの小型車、ハッチバックの世界的なベンチマーク、というそれぞれのよさはそのままにGTIならではのハイレベルなパフォーマンスをプラス。いずれのGTIも、パワフルな加速や俊敏なハンドリングによって、ドライビングプレジャーに満ちた走りを味わわせてくれるだろう。

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