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クルマいじりの必需品!油圧ジャッキの正しい選び方

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TEXT: 深田昌之  PHOTO: 深田昌之

パンタグラフは1輪ずつ上げるもの

 フロアジャッキに比べ、コンパクトで車載に適しているのが油圧パンタグラフジャッキだ。最大荷重の設定が800kg~1トンクラスが多く、車両重量に対して能力不足が心配になるかもしれない。だが、パンタグラフジャッキはサイドシルのジャッキポイントに噛ませて1輪ずつ上げるもの。その使用法だとジャッキが受ける荷重は車両重量の一部なので最大荷重が1トン以下でも乗用車タイプならカバーできるわけだ。

 ただ、クルマによっては片側2輪が同時に上がってしまうこともある(ホイールベースが短い・サスペンションのストロークが少ない)。

 でも、そのときも前記したように「持ち上げられたのならジャッキポイントから受ける荷重は最大荷重内である」ということなのでとくに問題はない。

 そのほか、ジャッキには「揚程(ヨウテイ)(揚幅とも表記される)」という、そのジャッキが持ち上げられる高さを示す数字がパッケージや説明書に記載されている。ここも購入時にはチェックしてほしいところだ。

 たいていのスポーツタイプやセダンといった車種では揚程が足りなくなることはないと思う。だが、流行のSUVやクロカン系のクルマなどはそもそもの地上高が高くサスペンションのストロークも長いので、DIY向けのジャッキでは最大荷重が足りていても揚程不足になり十分に持ち上げられないこともある。ジャッキは最大荷重が大きくなると揚程も増える傾向なので、SUVやクロカン系のクルマ用にはある程度大型のジャッキから選ぶようにしていくといいだろう。

ジャッキのみでクルマの下には潜らないこと!

 最後にどのタイプのジャッキを使うにしても、ジャッキのみでクルマの下に潜り込むことは大変危険なので絶対に行わないこと。車体下で作業をするときは、ある程度の高さ(作業のしやすい)で車体を固定し安定させるためのツール「リジッドラック」を使用することを強くお勧めする。

 また、ジャッキを使うときは輪止めをして、車体が前後に動かないようにすることも忘れないでほしい。

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