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フォーミュラE 第5戦香港、熾烈な争いが繰り広げられたレースレポート

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

エドアルド・モルタラ選手が勝利

 2018年12月に「ABB FIA Formula E選手権」のシーズン5(2018-2019)がサウジアラビアの首都、リヤド郊外のディルイーヤで開幕。続く、2戦目がモロッコ、3戦目がチリ、4戦目がメキシコと開催され、今シーズンは2019年7月のニューヨークの2連戦を含め、残り8ラウンドが行なわれる。

 その第5戦となる「2019 HKT Hong Kong E-Prix」が、フォーミュラEの記念すべき50戦目のレースとして、香港で開催された。フォーミュラEは、バッテリー容量はこれまでの倍となったことで「Gen2(2世代目のマシン)」へと進化。マシンを乗り換えることなくレースを終えることが可能となった。

 この週末は、太陽の陽光が降り注ぐような天気に恵まれなかった香港戦。決勝レースこそドライコンディションだったが、それまでのセッションはすべて雨にたたられた過去に例のない一戦となった。

 決勝前日の9日(土)にシェイクダウン・セッションが30分、決勝当日朝7時半からの45分間のプラクティス1、午前10時から30分で行なわれたプラクティス2がすべてウェット路面。そして予選セッションが午前11時45分からスタートした。

 このセッションでも終盤で大雨が降り、路面状況が大きく変化。雨が降る直前にタイムを出していたストフェル・バンドーン選手(#5 HWA RACELAB)が好タイムを刻み、路面状況も徐々に良くなっていく。トップ6が進出するスーパーポールでも、最後の出走で、路面状況が最もよくなったタイミングで出走したバンドーン選手がポールポジションを獲得した。

 午後4時3分にスタートした決勝レースは、特設コース1周1.860kmのコースを45分間+1周するというもの。スタートでオリバー・ローランド選手(#22 Nissan e.dams)がトップに立ち、ポールスタートのバンドーン選手は3番手に後退。コース幅の狭いコースでは各所で激しいバトルが繰り広げられるが、2周目には早くも3台が接触するアクシデントが発生。レースは赤旗中断となる。

 そして、リスタート。再び追突もありローランド選手がスローダウンを余儀なくされ、変わってトップに立ったのはサム・バード選手(#2 Envision Virgin Racing)。しかし、昨シーズンからラチーターでフォーミュラEに参戦するアンドレ・ロッテラー選手(#36 DS TECHEETAH)がうまくパスする。

 2003年から日本のフォーミュラ・ニッポン(現スーパー・フォーミュラ)およびSUPER GTで活躍しており日本でもおなじみのロッテラー選手は、その後トップを譲ることなく、バード選手とテール・トゥ・ノーズでのバトルを展開しながら後続を引き離し、レースをリードしていく。

 その後は2度のセーフティカー導入が行われ、3回目のリスタート後に事件は起こる。2番手を走行中のバード選手がロッテラー選手のマシンに追突。ロッテラー選手は、左リアタイヤのパンクでリタイアすることになった。そして、バード選手、エドアルド・モルタラ選手(#48 Venturi Formula E Team)、ルーカス・ディグラッシ選手(#11 Audi Sport Abt Schaeffler Formula E Team)の順でゴール。仮表彰式まで行われた。

 しかし、バード選手にはペナルティが課せられることとなり6位に降格、モルタラ選手が優勝となった。

 

 

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