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初心者も安心! 焚き火を楽しむために守るべきルール&マナー

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TEXT: 牛島義之  PHOTO: 青野原野呂ロッジ/Auto Messe Web編集部

直火禁止のいま、注意すべき課題

 ひと昔前までキャンプで「焚き火」と言ったら、暖を取るためだったり、鉄板を置いてBBQを楽しんだりするためのものでした。しかし90年代後半ごろから、焚き火は非日常を感じるための“儀式”となり、焚き火そのものを楽しむ人が増えてきました。

 そのきっかけとなったのが「焚き火台」というもの。焚き火をするための火床に脚がついていて、地面より少し高い位置で焚き火ができるというものです。焚き火は、地面に薪を並べて火をつけるだけですが、キャンプ場の多くが芝生のサイトとなるため、火床を高くする必要があったのです。そのために焚き火のために台が必要となるワケですね。

 また、地面が砂利や土のキャンプ場でも直火禁止がほとんど。昔は、河原や湖のキャンプ場で禁止しているところはほとんどありませんでした。ところが焚き火がブームになり、後始末をしないキャンパーが増えたのも事実。今では砂利や土のキャンプ場でも“直火禁止”としているキャンプ場が多くなっています。

 

タイプや用途が多彩な「焚き火台」

 このようにして直火禁止のキャンプ場が増えると同時に、焚き火台の種類も増加。現在では多くのアウトドアメーカーで焚き火台をラインアップしています。ビギナーキャンパーにも焚き火台が浸透し、ここ数年は“空前の焚き火ブーム”となったわけです。

 焚き火台のタイプも、単に焚き火だけでなく、BBQができるように焼き網が付属しているタイプ、かまどのように煮炊きがしやすいモデルなど、バリエーションは豊富。価格も2000円程度のものから1万円以上まで、用途や装備によってさまざまあります。

 購入する前に、焚き火台がどういうものかを体験してみたいという人は、キャンプ場でレンタルしてみるのもいいでしょう。すべてのキャンプ場でレンタルを行なっているわけではありませんので、事前に確認をしてみてください。

 

守るべき焚き火のマナー5つ

 ただし、焚き火OKのキャンプ場でもルールやマナーを守ることが大切です。後々に直火どころか焚き火台での焚き火も禁止にならないために、以下のことを理解して実践しましょう。

 

・炎を大きくしない
まず気を付けたいのが、焚き火の大きさ。あまり大きな炎を上げてしまうと火の粉が飛んで、テントやタープに穴をあけてしまいます。自分のテントやタープならまだしも、隣のキャンパーに被害を及ぼしてしまうと大変です。

・風の強い日は焚き火をしない
風が強い日は焚き火の炎が煽られて、火の粉が激しく飛ぶ可能性があります。また、炎が暴れてしまうとヤケドなどの原因にもなるので、強風時の焚き火は辞めておきましょう。

・ゴミを燃やさない
焚き火中にお菓子の袋や木炭の段ボール箱などのゴミを燃やさないこと。煙やニオイが出てしまい、まわりのキャンパーの迷惑になってしまいます。

・就寝時間を過ぎないように
キャンプ場には就寝時間を設けているところがあります。時間を過ぎて焚き火をすることはマナー違反となるので、終了の時間を考えて薪をくべるようにしましょう。

・水をかけて消火をしない
燃えている薪を消そうとして水をかけるのは危険。水が急に熱せられると水蒸気が一気に上がり、ヤケドの原因にもなります。また、熱い焚き火台が急激に冷やされると変形したり、破損する可能性も。焚き火は、薪を完全燃焼させるのがマナー。最後まで薪を燃やし尽くして、残った灰はキャンプ場のルールに従って処理するようにしましょう。もし、薪が燃え残ってしまった場合も、キャンプ場のルールで処理してください。

 

 いかがでしたか? 焚き火の炎には、人を癒やす効果があり、炎のゆらぎを眺めているだけでリラックスすることができます。また人の脳は、火を扱うことで意思疎通やコミュニケーションをつかさどる前頭前野が活性化するとも言われています。

 焚き火が楽しめるのも、キャンプならでは。家族で、夫婦で、カップルで、非日常を楽しんでみてください。そして焚き火に慣れてきたら“焚き火料理”にも挑戦してみてはどうでしょう。BBQやバーナーを使った料理とは違った味わいが楽しめますよ。

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