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使わない穴は何のため? 10個もボルト穴があるホイールとは

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TEXT: 斎藤 聡  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ホール数やP.C.D.が異なっても装着できる

 クルマのホイールは、16インチや17インチといったホイール外径の他に、ナットのホール数で4穴や5穴、P.C.D.やインセットなど、車種ごとに見合った数値があります。ホイールを購入するときは、あらかじめ愛車のデータを調べ適合するホイールを買う必要があるわけです。

 そんななかで、1本のホイールでこれらのサイズが異なる複数のクルマにも装着できる「マルチピッチホイール」というのがあります。つまり、1セットのタイヤを他のクルマにも使い回しができるからオトクのようですが、その真意について考えてみましょう。

 まず、4穴か5穴かというのは、ホイールをクルマ(ハブ)に固定する際のナット数。車重が軽い軽自動車は4穴、普通車は5穴が多いですが、ハイエースやSUVなど6穴という車種もあります。数が多いから性能がいいわけではないので悪しからず。

 次にP.C.D.とは、ピッチ・サークル・ディアメーターの略で、ボルト穴ピッチ直径の意味。ホイールのボルト穴を結んだ円の直径で、国産車では100や114.3が主流となり、数値はメーカーや車種によって異なります。

 さて、本題のマルチピッチホイール。これは、異なるボルト穴、P.C.D.に対応できるように作られたホイールのこと。ホイールメーカーのサイズ表を見ると、8穴、9穴、10穴と記載されていることが多く、8穴と10穴は2種類のP.C.D.違い、9穴はボルト穴違い+P.C.D違いに対応しているケースが大半です。

 ただ前述したように、P.C.Dやボルト穴に法則性はありませんから、クルマを買い替えても必ず使える……かどうかは定かではありません。あくまでも「多くの車種に装着できるように」とホイールメーカーが汎用性を高めた設計としたわけです。

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