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トヨタ スープラ登場記念! 初代セリカXXから先代モデルまでを振り返る

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TEXT: 山本晋也  PHOTO: トヨタ/Auto Messe Web編集部

グループAレースに参戦、280馬力に到達もした

 メカニズムからもセリカの兄貴分という成り立ちであり、日本ではセリカXXと呼ばれていたが、1986年2月にフルモデルチェンジしたA70型からは日本においても「スープラ」と呼ばれるようになり完全に独立した車種となった。1985年にフルモデルチェンジをした、いわゆる「流面系」セリカは前輪駆動シャシーに生まれ変わり、もはや6気筒を積むことはできなくなっていたのだ。

 そこでスープラは、さらに上級モデルであるソアラ(2代目)の姉妹車として企画された。当然、フロントエンジン・リヤドライブで直列6気筒エンジンを搭載することが基本となるプラットフォームである。このシャシーは、四輪ダブルウィッシュボーンのサスペンションを持っていたが、スポーツカーとしては2000GT以来のメカニズムということもあって「TOYOTA 3000GT」というキャッチコピーで宣伝された。初代スープラでもそうだったが、2000GTのDNAをアピールするというのはスープラにとってヘリテージを考えると必然的だった。

 A70型と呼ばれる3代目スープラのエンジンは、7M-GTEU型3リッターターボと2リッター(NAが1G-GEU、ターボが1G-GTEU)で、いずれも直列6気筒。2リッターターボはツインターボ仕様が用意された。「2000 TWINCAM24 TWIN TURBO」というデカールは、当時のオーナーの誇りともなったことだろう。

 さらに1990年8月のマイナーチェンジでは、3リッターターボエンジンが2.5リッターツインターボに置き換えられる。排気量だけ見るとダウングレードのようにも思えるが、新たに搭載された1JZ-GTE型エンジンは、当時の自主規制値である280馬力を発生する強心臓であり、スペック的には7Mターボを上回るものとなった。

 ただし、チューニング派には7Mのポテンシャルは高く評価されるところであり、グループAレースに参戦していたスープラのホモロゲーショングレードとして500台限定で発売された「ターボA」が、7M-GTEUに専用のCT26タービンを組み合わせたパワーユニットだったことも7Mの潜在能力を示しているといえよう。

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