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光岡自動車、人生の最後を飾る「搬送霊柩車」にプレミアム仕様を発表

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: 光岡自動車

クラフトマンシップを活かしたクルマ作り

「カーライフ・エンターテインメント」を信条とする光岡自動車が、搬送霊柩車「フュージョン」シリーズのトヨタ・アルファード/ヴェルファイアをベースとした「プレミアムフュージョン」を追加設定。東京・ビッグサイトにて開催されている「エンディング産業展2019(8/22まで)」で初披露した。

 光岡自動車といえば、マツダ・ロードスターをベースにしたロックスター、日産マーチ・ベースのビュートなど、個性的なクルマをリリースする自動車メーカーだ。そんなクラフトマンシップの技術力を、同社特販課では搬送霊柩車として活かしているのが「フュージョン」シリーズだ。

 近年、少子高齢化社会により家族葬などといった葬儀形態が多様化し、建物様式を模した宮型霊柩車は減少。葬祭業界の常態的な人材不足もあり、搬送車と霊柩車の役割を一台で担う搬送霊柩車に注目が集まっている。

 すでに同社がリリースする搬送霊柩車シリーズの頂点となるのが、今回発表された『プレミアムフュージョン』。トヨタ・アルファードまたはヴェルファイアの2.5リッターエンジン搭載車(駆動方式は前輪駆動または4WD)をベースにしている。

 棺室内に使用する道具や装備などを収納するラックはオプションとなり、収納スペースのカスタマイズが可能な設計に。室内装飾は立体的に作られた構造体を採用している。

 また、キルティングステッチのレザーと艶を抑えた上品な木目調パネルが装飾され、上質で高級感漂う空間に。会社の趣向や地域に合わせたカスタム&設計にも対応可能という。

 外観は、リアサイドウインドウに『KIZASHI』(キザシ)と名付けられたランドボーを標準装備し、近未来的な雰囲気を演出。リアゲートガラスを左右に覆うような造形により、リアビューをより先鋭なスタイルへ昇華させている。

 「この特長的な造形によって、より印象深く付加価値の高いお見送りのシーンを演出する」とコメントしている。

 ちなみにボディサイズは、ベースモデルと同じく全長×全幅×全高=4945×1850×1935mm。乗車定員は3名。価格は前輪駆動モデルが498万円〜、4WDは522万円〜となっている。

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