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エンジンを傷付ける可能性も? クルマの「フラッシングオイル」効果とリスク

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

新旧のオイルが混ざることを嫌う人も

 もうひとつフラッシング否定派が懸念するのは、フラッシング用オイルと新しいエンジンオイルが混ざること。今さら説明するまでもないだろうがエンジンは構造上、どんな方法だろうと古いオイルを完全に抜くことはできない。同じ銘柄や成分のオイル同士であれば気にならないが、フラッシング剤は洗浄が目的なので、混ざることでオイル本来の性能が発揮できない、というのがその理由。もっとも混ざったところで大した比率ではなく、エンジンに悪影響を及ぼすレベルじゃないと考える人もおり、気分的な問題といえるのかもしれない。

 フラッシングにエンジンを洗浄する効果はある。ただし場合によってはリスクがあるとの結論になるだろうか。先にも書いたようにエンジンオイルを長く交換していないクルマは注意が必要だし、過走行車や旧車にフラッシングを勧めないとの意見もある。そして、マメにオイル交換をしている車両ならば、そもそもフラッシングをする必要もない。

 いずれにせよ自分で判断ができないときは、専門店に助言を仰ぎリスクを可能な限り減らすようにしたい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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