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「フェラーリ」ってどんな自動車メーカー? 最新ラインアップと価格を調べてみた

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: フェラーリ ジャパン

お値段もリーズナブルな「ポルトフィーノ」

 次は、エントリーモデルとされるFRモデル。2017年9月のフランクフルトショー(ドイツ)でワールドプレミアされたFRモデルが「ポルトフィーノ」だ。

 手軽にオープンカーとクーペスタイルの楽しめるリトラクタブルハードトップ採用の4シーターオープンカーとして2008年に登場した「カリフォルニア」、その進化版モデル「カリフォルニアT」の、事実上の後継にあたるモデルだ。

 車名のポルトフィーノとは、イタリアはリグーリア州リビエラの高級リゾート地として知られる港町、ポルトフィーノから命名され、前身のカリフォルニアに続く地名をモチーフにした車名である。

 トップがクローズ状態では流麗なクーペシルエットとなり、一転、オープンにすればロングノーズショートデッキのスポーティなシルエットが浮かび上がる。カリフォルニアから受け継いだリトラクタブルハードトップ機構は新設計されており、開閉時間をわずか14秒に抑えただけでなく、40km/hの速度であれば走行中でも操作が可能だ。

 エンジンは、カリフォルニアTにも搭載されていた3.9リッターV8ターボの進化版で、最高出力は+40psの600ps、最大トルクは同車比で+10Nmの760Nmを誇る。0-100km/h加速が3.5秒、0-200km/h加速が10.8秒。最高速度は320km/hと公表されている。

 狭いながらもリアシートを備えること、クローズ状態で292リッターが確保されているラゲッジスペースなどによって、”フェラーリにしては”という注釈付きだがスポーツカーとして考えても十分な実用性を有している。

 ちなみにそのラゲッジスペースは、中型のキャビントローリーをクローズ時には3個、オープン時には2個収納できるとフェラーリは説明している。価格は、現行フェラーリのラインナップで最もリーズナブルな2631万円(税込)である。

 

新世代のV8ミドシップスポーツ「F8トリブート」

 2019年6月に日本導入が発表されたばかりの最新型のV8ミドシップスポーツカーが「F8 Tributo(トリブート)」だ。

 「488GTB」の後継モデルとして、2019年のジュネーブショー(スイス)でワールドプレミア。フェラーリが「308シリーズ」以来40年以上にわたり綿々と進化させ続けてきた、V8エンジンをリアミッドに搭載するピュアスポーツモデルでもある。

 エンジンは最高出力720ps、最大トルク770Nmの3.9リッターV8ターボエンジン。先代488GTB比でプラス50ps、カタログモデルとしてはフェラーリのV8エンジン史上過去最高スペックとなる。

 リッターあたりの出力は185psにも達し、フェラーリエンジンのなかで最高の値。発表された0-100km/h加速2.9秒、0-200km/h加速7.8秒という性能は、488GTBより0.1秒、0.5秒それぞれ速い。最高速度は340km/hとアナウンスされている。

 多くの名車を手掛けたフェラーリ・スタイリング・センターがデザインを担当したボディのサイズは全長×全幅×全高=4611×1979×1206mm、ホイールベース2650mmとなる。

 このエクステリアデザインに関し「エアロダイナミクス性能をつき詰めた、モータースポーツから生まれた最新のエアロダイナミックソリューションを採用。F1マシン由来の空力デバイスも数多く採用している」とフェラーリは説明している。

 車名のF8トリブート(英語ではトリビュートの意)は、過去のV8モデルに対する敬意を示すもので、過去モデルのデザインモチーフがボディ各所に用いているのも特徴といえる。

 例えばエンジンルームを覆うレキサン製リアウィンドウは、1987年にデビューした「F40」の要素を現代的にアレンジしたもので、片側2灯式のテールライトは「308」などがモチーフといわれている。価格は3328万円(税込)。

F8トリブートのオープン版「F8スパイダー」

 2019年9月のフランクフルトショー(ドイツ)、発表されたV8ミドシップオープンカー「F8スパイダー」は名称からも分かるようにV8ミドシップスポーツカー「F8トリブート」をベースに開発。「458スパイダー」から採用がはじまったリトラクタブルハードトップ(RHT)を採用したオープントップモデルだ。

 クローズ時にはクーペに見えるハードトップのオープン/クローズそれぞれに要する時間はわずか14秒で、45km/h以下のスピードであれば走行中でも開閉操作できるのがセリングポイントである。

 全長×全幅×全高=4611×1979×1206mmというボディの中央(キャビン後方部)に搭載される3.9リッターV8ターボエンジンはF8トリブートと共通で、最高出力720ps、最大トルク770Nmを発揮。クーペのF8トリブートは1330kgという車重だが、オープン化に伴いクーペ比で+70kgの1400kgと発表されている。

 0-100km/h加速2.9秒、最高速340km/hという数値はクーペと変わらないが、0-200km/hの加速タイムのみ7.8秒となるクーペに対しやや劣る8.2秒と公表。国内価格は3657万円(税込)だ。

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