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こんなモータースポーツを待っていた! 普段着で楽しむ『オートテスト』の魅力

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

「第2回 オートテストチャレンジ in 利府」イベントレポート

 利府町の熊谷大町長(左)はモータースポーツの振興に力を入れ、来年はラリー競技が町内で開催される予定とか。イベントを運営するのは奥州VICICの小野会長(右)だ。

 オートテストでは必ずバックギヤを使う区間が必要。それも既存のモータースポーツにはない部分だ。今回はバックする長さが過去でイチバンだったとか。また、ショッピングモールの駐車場を使うことから、タイヤ痕やスキール音を消すため定期的に水を撒いている。

 昼休みには現役ラリードライバーによる同乗走行。コースの都合上スピードはそれほど出すことができないけど、ロールケージが組まれた本物のマシンに参加者も大興奮だった。

 そして地元の東北大学による出展も。市販車を改造したモデルからフォーミュラカー、ミニカーに自転車まで何台もの電気自動車を持ち込み、昼休みにはコースを使い試乗も行なわれた。

各々が楽しんだオートテストな1日

 もちろん日本のモータスポーツを統括するJAFもブースを出展。家族に向けたサービスだけじゃなく、B級ライセンス取得に関する相談会も実施されていた。

 受け付けが終わるとコースを開放。まずは自分の足で歩いて進行方向やパイロンの位置を確認する。バック区間は歩くのも後ろ向き。そして車種は軽自動車/ミニバン/セダン/軽トラックと何でもOK。絶対的なスピードが低いのでパワーの多寡があまり影響せず、イコールコンディションに近いにも楽しい要因だ。

 なお、開会式では1日のスケジュールや注意点、競技中に使用するフラッグの意味などを丁寧に説明。表彰はクラスごとに行なわれ、利府町の名産品である梨や米も副賞で渡された。プレゼンターはデモランで会場を沸かせた熊谷町長。

 参加メンバーのひとり、利府町民の割引を利用して初めて参加したという高橋ひかるサン。父親の影響で昔からスポーツカーが大好き、今回も家族みんなで会場を訪れた。フルノーマルの愛車86で未経験とは思えないハンドルさばきを披露し、見事にクラス入賞を果たす。

 また、先輩からの勧めでオートテストに初参加。普段はラリーのコ・ドライバーとしてモータースポーツを楽しんでいるという高橋誠サンは、今まで経験のないカテゴリーなので、タイムを詰めるポイントに悩んだとのこと。戸惑いもあったけライセンス不要、ノーマル車でOKというのは斬新と話してくれた。

 

 

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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