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ホンダ・スズキ・スバルのスポーツカーが人気! 中古車になっても「値落ちしにくいクルマ5選」

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TEXT: 渡辺陽一郎  PHOTO: 本田技研工業/スズキ/トヨタ自動車/Auto Messe Web編集部

リセーユバリューに優れるクルマたち

 新車にしろ、中古車にしろ、クルマを買う際に気になることのひとつが、乗り換え時に愛車が幾らぐらいの価格で売れるのか。お気に入りのクルマを買うような人やクルマ好きは、あまり気にする人はいないだろうが、知っていて損はしないだろう。そこで中古車になっても値落ちしにくく、将来的には新車価格に近い値段で取引される可能性もあるクルマを5台選択。その理由を含めて紹介したい。

ホンダ・S660

 値落ちが少ないクルマの条件は、個性が確立されていて、熱心なファンがいること。しかも新車の販売台数が少なければ中古車の流通台数も限られ、需要が供給量を上まわって中古車価格を押し上げる。そうなると高値で売却することが可能だ。

 ホンダのS660は軽自動車だが、2人乗りのスポーツカーで、エンジンをNSXのように座席の後部に搭載。機敏に良く曲がり、全高は1180mmと非常に低重心のため安定性も優れる。低い着座位置から見た風景も格別だ。

 販売店のホンダカーズによると「購入から3年後の査定額は、新車時の55〜60%になる」とのこと。新車価格が232万1000円のαであれば、140万円前後で売却可能とリセーユバリューもいい。

 

スズキ・スイフトスポーツ

 スズキのスイフトは、トヨタ・ヴィッツやヤリスのライバルになるコンパクトカーだが、走りの素性が良い。ボディが軽いから操舵感も軽快で、峠道のカーブを曲がったり、危険を回避する時でも安定している。後席や荷室は狭めだが、内装と前席の座り心地は快適だから、走りの良さと相まってドライバーの満足感は高いはずだ。

 このスイフトをベースに開発されたスポーティモデルが「スイフトスポーツ」。スイフトの良さを生かしたので、1.4Lターボエンジンの搭載により、バランスの優れたクルマに仕上がった。なお、今年春にはマイルドハイブリッドを採用した新型が登場するという。

 現行車でいえば、中古車需要も多く、3年後なら新車時の60%前後で売却できるはず。セーフティパッケージ装着車は新車価格が195万8000円(6速MT)だから、3年後の売却価格も約120万円に達する。

 

スバル・WRX STI

 スバルのディーラーで、数年後に高値で売却できる車種を尋ねると「先ごろ現行型の生産を終えたこともあり、WRX・STIの人気が高い。3年後なら、新車時の65%前後で販売できるはず。現時点で、新車で買えるWRXは、ATのS4だけだが、数年後には新型のSTIも復活する。そこがねらい目」という。

 WRX・STIといえば、水平対向2Lターボと4WDを搭載する高性能セダンで、6速MT専用モデル。先ごろ生産を終えた従来型は、チューニングパーツが豊富なことから、敢えて設計の古い熟成されたEJ20型エンジンを搭載していた。

 歴代WRXやEJ20エンジンは各世代にファンがいて、中古車需要を支えるから売却価格も下がりにくい。STIタイプSの価格は413万6000円だから、3年後の価格は約270万円あたりを予想。歴代モデルにファンのいる車種は、丁寧に使えば、長い期間が経過しても資産価値が残りやすい。

 

ホンダ・シビックタイプR

 シビックタイプRの中古車は、歴代モデルも全般的に高値安定型。ホンダカーズによると「特に1.6LのVTECを搭載するEK9(1997年発売の初代シビックタイプR)が、高値で取り引きされている」という。

 現行型はボディが大柄になり、エンジンも2Lターボに拡大されて価格は460万円近い。現在は販売を中止しているが、先日開催された東京オートサロンにおいて、2020年夏に大幅なマイナーチェンジを実施することが発表されている。よって、このモデルも値落ちが少ないはずだ。

 

トヨタ・ランドクルーザープラド

 今では少数派になったオフロードSUVだ。中古車が海外に輸出される影響もあり、国内の中古車価格が上昇している。トヨタの販売店では「購入の3年後なら、売却額は新車時の60〜70%」という。ディーゼルのTX・Lパッケージ(5人乗り)は新車価格が475万4200円だから、3年後でも300万円を超える。

 また上級のランドクルーザーは、V型8気筒エンジンを搭載しており、これも中古車価格を押し上げる魅力になり得る。今後は燃費/二酸化炭素排出量の規制に対応する必要もあり、新しいV8エンジン搭載車は登場しない。レクサスLSもV型6気筒3.5Lツインターボと3.5Lハイブリッドのみになった。V8エンジンは今後貴重な存在になり、売却時の条件も有利になる。

 

 

 

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