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「ドアが開かない」「エンジンがかからない」スマートキーの思わぬ落とし穴

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TEXT: 戸塚正人  PHOTO: 米澤 徹

電池交換は年に一度が理想。1個わずか数百円

 電子キーユニットのカバーを開けると、直径1センチほどの薄いボタン型電池が収まっている。高出力・長寿命のリチウムイオンタイプだ。ちなみに、ゴルフで使用する電池の型式は“CR2025”。こんなちっぽけなものでアタフタさせられたのかと思うと無性に腹立たしくなる。

 電子キーに(消耗品の)電池が使われていることくらい知っていた。やっかいなのは「寿命の見極め」。以前も同型のゴルフに乗っていて、新車から丸5年経過しても、電池が劣化している様子はまったく見受けられなかったのだ。対して、いま乗っているゴルフは納車から約3年。

 電池自体の個体差、あるいは使用頻度の差かもしれない。そういえば、10日ほど前から電子キーでドアロックの施錠・解除を行なう際のリモコンのレスポンスが鈍かったり、ドアノブに触れての施錠・開錠、エンジン始動時のプッシュボタンの反応が遅く、「変だな」と薄々感じていたのを思い出した。それなりの予兆、クルマからのサインはあったのだ。

 なお、写真のように電子キーのいずれかのボタンを押してもLEDランプが点滅しない場合は電池が切れていると判断していい(インジケータ付きの場合)。出かける前に必ず確認したい。

 もちろん電子キーの電池切れはVWゴルフに限ったことではなく、同様のシステムを採用しているどんなクルマにも起こり得るトラブル。後日、取扱説明書やWEBなどで調べたところ『1〜2年ごとの電池交換』が望ましいことを知った。
 つまり、少なくとも毎年の法定点検で交換していれば問題ないということだ。しかも、ひとつ500円もしない。ケチケチせずに交換できる安価がありがたい。ただし、交換時は電池が異なる型式だったり、極性を誤るなどするとリモコン自体が損傷することがあるので要注意。

 それにしても、今回は、たまたま車内にいる時に電池が切れたのが不幸中の幸いだった。もし、屋外だったら、そして携帯電話を車内に置きっ放しにしていたら…。ドアすら開けられなかったかもしれないし、連絡をとるのにもひどく苦労したと思うとゾッとする。

 最近のクルマは利便性が飛躍的に高まり、壊れにくくなったこともたしかだが、機械である以上、いつどんなトラブルに見舞われるかわからない。
便利さの裏でそれを扱う人間の(最低限の)知識も必要だということを痛感。それと、一度くらいは取扱説明書にざっと目を通しておくことも必要だろう。

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